北村朋幹 20世紀のピアノ作品 vol.2 ~1950年以降のヨーロッパ

お知らせ・トピックス
- 2025年2月15日(土)アンコール曲
クルターグ・ジェルジュ:「遊び(JÁTÉKOK)」
第6巻より 白昼…夢…沈める寺
第7巻より フェレンツ・ベレーニ 70歳へのオマージュ
ミケス・ケレマン曰く:
第6巻より 告別(ヤナーチェクの流儀で)
ご来場ありがとうございました♪
2022年佐治敬三賞受賞
今や唯一無二の音楽家 待望のシリーズ第2 弾

2022年10月、びわ湖ホールと滋賀県立美術館で開催した「北村朋幹 20 世紀のピアノ作品(ジョン・ケージと20世紀の邦人ピアノ作品)」が第22 回佐治敬三賞を受賞しました。「国内で実施された音楽を主体とする公演の中から、チャレンジ精神に満ちた企画でかつ公演成果の水準の高いすぐれた公演に贈られる」本賞を県内で受賞したのは初めてです。
その卓抜した感性と思索的な演奏で、「今」という時間軸から作品へ新たな生命を吹き込み、稀有な音楽空間を創り上げる北村朋幹は、今や国内でも独自の存在感を放つピアニストです。古典からロマン派、近代、そして同時代の作品まで弾きこなす北村は、ソリスト、室内楽奏者、オーケストラとの共演はもとより、昨年はフォルテピアノなど古楽器の演奏、オーケストラの指揮を行うなど、その活躍は目を見張るものがあり、そのすべてにおいて高い評価を得ている音楽家でもあります。
本公演は、そんな唯一無二の音楽家である北村と共に創り上げる「20 世紀のピアノ作品」シリーズ待望の第2 弾です。
ピアノ黄金期の後、作曲家たちが志したものとは
今回、北村が目を向けたのはクラシックの源流「ヨーロッパ」です。
初めて電子音楽を作曲したドイツの「前衛音楽」の作曲家シュトックハウゼンのピアノ曲、それに続く世代、ラッヘンマンの対をなすような2つの作品「子供の遊び」「グエロ」、ベリオのライフワークである「セクエンツァⅣ」、前回取り上げたジョン・ケージ作品と呼応するようなフランスの作曲家ブーレーズのピアノソナタ第3番より「フォルマン3 星座-鏡」そして、建築家でもあったクセナキスの「エヴリアリ」。
ピアノ音楽黄金期のあと、12 音“しか”出せない楽器、ピアノのために作曲家たちが志したものとは何か、あらゆる葛藤や思索を経てたどり着いた場所とは――ひたすら作品に真摯に向き合い選び出されたプログラムは、北村自身も「名曲集」のような趣という、1950 年以降の“ピアノ作品”の様相を表すような作品ばかりです。
これほどの作品を実演で、しかも一度に聴くことはなかなかできることではありません。貴重な、そして非常にエキサイティングな時間になること間違いなしです。ぜひこの機会をお聴き逃しなく。
なお、本公演では、若い芸術家のために、と寄贈された初代びわ湖ホール芸術監督 故・若杉弘の自宅で使用
されていたピアノ“ピノ”(1978 年製スタインウェイ・ハンブルクモデル)を使用します。
出演&スタッフ
公演概要
日時
詳細
2022年「20世紀のピアノ作品」で佐治敬三賞を受賞した北村朋幹によるシリーズ第2弾。
音楽家として今や唯一無二の存在になりつつある北村。前回はジョン・ケージ作品と戦後の邦人ピアノ作品をとりあげ、その卓抜した感性と思索的な演奏で、「今」という時間軸から作品へ新たな生命を吹き込み、稀有な音楽空間を創り上げました。
そして、今回演奏するのは1950年以降のヨーロッパのピアノ作品。ピアノ音楽黄金期のあと、作曲家たちが志したものとは―― 作品にひたすら真摯に向き合うピアニストとして、独自の視点で編まれ奏でられるプログラムは必聴です。
[曲目]
ラッヘンマン:こどもの遊び
ベリオ:セクエンツァIV
シュトックハウゼン:ピアノ曲IX
ラッヘンマン:グエロ
ブーレーズ:ピアノ・ソナタ第3番より フォルマン3 星座-鏡
クセナキス:エヴリアリ
チケット情報
発売日
友の会
一般
その他
主催
お問い合わせ
077-523-7136
託児サービス
利用料金:お子様ひとりにつき1,000円
開設時間:開演30分前から公演終了後30分まで
申込方法:2月8日までにびわ湖ホールチケットセンターまでお申し込みください。
注意事項
- 6歳以上入場可。
- お申し込みいただいたチケットのキャンセル・変更はできません。
- チケットのお申し込み後、ご案内の期限内に所定の手続きをされなかった場合には、チケットの販売・引き渡しをお断りいたします。
- やむを得ない事情によりプログラム等が変更になる場合があります。
- 友の会優先販売期間中の窓口販売はありません。