公演・イベント
オペラびわ湖ホール声楽アンサンブル主催公演

びわ湖ホール オペラへの招待 沼尻竜典作曲 歌劇『竹取物語』

お知らせ・トピックス

  • 2024年5月10日(金)
    メディア掲載~滋賀報知新聞にて5月8日に掲載されました

    誰もが知る日本の古典を本格オペラで

    http://shigahochi.co.jp/info.php?type=article&id=A0040788

  • 2024年4月26日(金)
    メディア掲載~ぶらあぼONLINEにて4月25日に配信されました

    阪哲朗、中村敬一、砂川涼子らが登壇!共同制作オペラ 沼尻竜典作曲《竹取物語》制作発表

    https://ebravo.jp/archives/163178

誰もが知る古典をオペラにした初心者にも楽しめる日本語オペラ

誰もが知る日本最古の物語『竹取物語』を原作に、沼尻竜典(第2代びわ湖ホール芸術監督)が忠実に台本化し、作曲を手掛けました。前衛的な音楽は用いず、より普遍的な表現を目指して、耳なじみのよい親しみやすいメロディ、心に染み入る音楽が随所に散りばめられた本作品は、まさに子どもから大人まで誰もが十分に楽しめるオペラです。
びわ湖ホールでは2015年8月に国内初の舞台上演をした際には瞬く間にチケットが完売し(中ホール2公演)、第13回三菱UFJ信託音楽賞 奨励賞を受賞しました。また、2022年はコロナ禍のためセミ・ステージ形式で上演し、音楽・演技ともに充実した舞台として高評価を得ました。

子どものころ慣れ親しんだ昭和の歌謡曲のスタイルを意識して作曲しました。

いわゆる「現代音楽」ではない、子どもから大人まで楽しめるオペラとなっていますので、どうぞリラックスしてご覧ください。
沼尻竜典

音楽を十二分に楽しみながら物語に没入できる~演奏・照明・衣裳・映像~

2022年1月の公演より
2022年1月の公演より

日本のオペラ演出界に多大な功績を遺した故・栗山昌良による日本の「美」を体現した2015年上演版を基に、栗山の弟子であり、2024年3月のびわ湖ホールプロデュースオペラ『ばらの騎士』でも高評価を得た中村敬一が再演出します。オーソドックスで分かりやすく、そして繊細なニュアンスまでも描く中村が、日本人の心に深く残る『竹取物語』の舞台を作り上げます。今回の上演では、2022年と同様、オーケストラがステージ上にあがり、キャストはオーケストラの前で歌い演じます。いつもはオーケストラピットにいるオーケストラがステージに上がることで、音楽も十二分に楽しみながら、本格的な照明、映像、衣裳により物語の世界に深く入り込めます。そして、日本語・英語字幕も掲出するため、ストーリーも追いやすく、初めて見る方にも存分に楽しんでいただけます。

あらすじ

今は昔、竹取の翁といふもの有りけり。野山にまじりて、竹を取りつつ、よろづの事につかひけり―
むかしむかし、竹を取る翁がいた。あるとき翁は光る竹のなかに小さな女の子を見つけ、媼とともに大切に育てた。女の子は不思議にも三か月で輝くばかりの美しい娘に成長し、「かぐや姫」と名付けられた娘の噂は方々に広がった。そして、殊のほか熱心な五人の男が屋敷に通され妻に迎えたいと申し出る。姫はそれぞれに難題を課し、それを夫婦になる条件としたが、誰一人叶えることはできなかった。遂には帝までもが心惹かれ、妃にすべくかぐや姫に近づくが、その要求も受け入れられない。帝はせめてもとして歌のやり取りを望み、姫はこれを約束する。
帝と心を通わせて三年が経とうとした頃、かぐや姫は月を見ては悲しげな顔をするようになった。かぐや姫は、自分が月の都の者であり、次の十五夜に月から迎えがくることを打ち明ける。翁は、帝の軍勢にこれを阻止するよう懇願するが、月の使者の前になす術もなく、帝への手紙と不死の薬を残してかぐや姫は月へ帰ってしまう。残された帝は、不死の薬を返すべく多くの兵を引き連れてこの世で一番高い山で薬を焼き、それからこの山は富士の山と呼ばれるようになった。

主な登場人物

かぐや姫・・・ 竹の中から光を発して見出された美しい姫
翁(おきな)・・・竹をとることを生業とするおじいさん
媼(おうな) ・・・かぐや姫を愛し育てるおばあさん
帝(みかど) ・・・姫の噂を聞きつけ妃に迎えたいと考える
石作皇子(いしつくりのみこ)・・・ 姫に求婚し、仏の石の鉢を持ってくるよう課題を言い渡される
庫持皇子(くらもちのみこ)・・・姫に求婚し、与えられた課題は蓬莱の玉の枝
阿倍御主人(あべのみうし)・・・ 姫に求婚し、与えられた課題は火鼠の皮衣
大伴御行(おおとものみゆき)・・・ 姫に求婚し、与えられた課題は龍の首の玉
石上麻呂足(いそのかみのまろたり)・・・ 姫に求婚し、与えられた課題は燕の子安貝
職人・・・ 蓬莱の玉の枝を作る職人たち

出演&スタッフ

  • かぐや姫(11/23)
    砂川涼子
  • かぐや姫(11/24)
    高田瑞希
  • 迎肇聡
  • 森季子
  • 西田昂平
  • 石作皇子
    有本康人
  • 大将、職人
    有ヶ谷友輝
  • 庫持皇子
    大野光星
  • 阿倍御主人
    市川敏雅
  • 大伴御行
    晴雅彦
  • 石上麻呂足
    平 欣史
  • 月よりの使者
    德田あさひ
  • 職人
    奥本凱哉
  • 職人
    古屋彰久
  • 職人
    五島真澄
  • 職人
    砂場拓也
  • 職人
    林隆史
指揮:阪 哲朗(びわ湖ホール芸術監督)
原演出:栗山昌良
演出補:中村敬一
管弦楽:日本センチュリー交響楽団
合唱:びわ湖ホール声楽アンサンブル
石上麻呂足の使者:大津児童合唱団より

*びわ湖ホール声楽アンサンブル・ソロ登録メンバー  ★客演

公演概要

日時

2024年11月23日(土)  14:00開演
2024年11月24日(日)  14:00開演

会場

滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール 大ホール

詳細

全5景・日本語上演 日本語・英語字幕付

誰もが知る日本最古の物語を親しみやすい音楽で綴った沼尻竜典の名作オペラを、阪哲朗の指揮でお贈りします。

iichiko総合文化センター(大分県立総合文化センター) 札幌コンサートホールKitara やまぎん県民ホール(山形県総合文化芸術館) と連携し、びわ湖ホール含め全国4ヵ所で上演します。

 

【びわ湖ホール オペラへの招待】
「オペラをこれから観てみたい」という方に、おすすめの入門編となるオペラシリーズです。
びわ湖ホール声楽アンサンブルが「オペラへの扉」を開けるお手伝いをします。

 

【『竹取物語』上演歴】
・2014年1月 横浜みなとみらいホールにて演奏会形式による初演
・2015年2月 ベトナム・ハノイオペラハウスにて日越合同キャストによる舞台初演
・2015年8月 びわ湖ホールにて栗山昌良演出による日本初舞台上演 <第13回三菱UFJ信託音楽賞 奨励賞受賞>
・2020年7月 びわ湖ホール中ホール・新国立劇場中劇場にて上演の予定がコロナ禍により中止
・2022年1月 びわ湖ホール大ホール コロナ禍に合わせセミ・ステージ形式で上演

 

 

~メディア掲載~

ぶらあぼONLINE

●阪哲朗、中村敬一、砂川涼子らが登壇!共同制作オペラ 沼尻竜典作曲《竹取物語》制作発表

https://ebravo.jp/archives/163178

 

滋賀報知新聞

誰もが知る日本の古典を本格オペラで

http://shigahochi.co.jp/info.php?type=article&id=A0040788

 

チケット情報

料金

SS席:9,900円(9,350円)
S席:8,250円(7,700円)
A席:6,600円(6,050円)
B席:4,950円
C席:3,850円
青少年(24歳以下/S~C席):3,300円
シアターメイツS~C席:1,650円
※全席指定・税込
※( )内びわ湖ホール友の会会員料金/びわ湖ホールのみの取り扱い
びわ湖ホール友の会についてはこちら

発売日

友の会

2024年7月25日(木)10:00~

一般

2024年7月27日(土)10:00~

その他

主催

滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール

助成

公益財団法人朝日新聞文化財団
一般財団法人地域創造
ローム ミュージック ファンデーション

お問い合わせ

びわ湖ホールチケットセンター
077-523-7136

注意事項

  • 6歳以上入場可。
  • お申し込みいただいたチケットのキャンセル・変更はできません。
  • チケットのお申し込み後、ご案内の期限内に所定の手続きをされなかった場合には、チケットの販売・引き渡しをお断りいたします。
  • シアターメイツ・チケットはびわ湖ホールチケットセンター(電話・窓口)のみ取り扱いです。
  • やむを得ない事情により出演者等が変更になる場合があります。
  • 友の会優先販売期間中の窓口販売はありません。

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