阪 哲朗オペラセミナーⅡ~『フィガロの結婚』~

お知らせ・トピックス
- 2024年2月17日(土)阪 哲朗 オペラセミナーⅡ 〜『フィガロの結婚』〜 受講者募集!
びわ湖ホールでは、芸術監督の阪 哲朗による若い音楽家のためのオペラセミナーを開講します。
プロの歌手やオーケストラを前に指揮者とコレペティトゥアの技術を学んでいただきます。プロを目指すみなさまのご応募をお待ちしております。詳細はこちら
【締切】 4月5日(金)23:59受講者の募集は締め切らせていただきました。
若手音楽スタッフの成長の場として
このオペラセミナーでは、芸術監督の阪 哲朗が、ヨーロッパの劇場で25年間にわたって経験したことを通して、今劇場が求める「世界のスタンダード」を若い受講者が体得できるよう、自らが講師を務めます。オペラの本番と同じ条件を舞台上に作り出し、歌手やオーケストラを相手に実際に指揮や指導を行い、オペラの音楽スタッフとしてのノウハウを実践的に学べる世界的にも珍しいものです。国内外から広く公募により受講者を決定しています。
セミナーの期間は5日間。最初の3日間はコレペティトゥアが歌手を指導する演習を中心に、後半の2日間は大阪交響楽団との演習を経て、最終日に成果発表を行います。ソリストはびわ湖ホール声楽アンサンブルが務めます。
今回の題材は『フィガロの結婚』
モーツァルトの『フィガロの結婚』は、モーツァルトの代表作であるばかりでなく、古今東西のオペラの中でも最高傑作のひとつとされています。ボーマルシェの喜劇という一流の素材の上に、一流台本作家であるダ・ポンテが提供したリブレットにより18世紀のオペラ台本としては最高の出来栄えとされており、その上につけられた音楽は、人物の性格描写が見事で比類なき調和のとれた音楽と言われています。
このセミナーでは、アリアから、二重唱、三重唱、六重唱などバリエーション豊かに多くのパターンの曲を取り上げます。
オペラの現場を舞台上に再現


オーケストラピット(本来、客席より下に設けられた、舞台と客席の間のオーケストラの演奏スペース)を特別に舞台上に再現します。オーケストラ奏者と指揮者を舞台上に配し、歌手たちはさらに一段高いところから歌います。普段のオペラ公演と同様の位置関係を作り出すことで、受講者はより本番に近い形で学ぶことができます。
一方、客席からは見えづらい指揮やコレペティトゥアの指導の様子をリアルタイムで投影する巨大スクリーンを設置し、あらゆるところを見える化し、客席からも受講者が何をどう学んでいるのか、わかりやすい環境となっています。
世界で活躍するコレペティトゥアも講師に
長年ヨーロッパの劇場や大学等の現場で活躍し、現在は新国立劇場オペラ研修所で専任コレペティトゥアを務める三ッ石潤司とびわ湖ホールでキャリアをスタートし、現在はベルリン国立歌劇場でコレペティトゥアを務める西 聡美も講師とて加わります。
世界で活躍するスタッフによる指導は、オペラの世界を学ぼうとする若者たちにとって有意義なセミナーになることでしょう。
公演概要
日時
詳細
びわ湖ホール芸術監督の阪 哲朗が講師を務めるセミナー。
全国から募集した受講者の指導の様子を広く一般に公開します。
講師:阪 哲朗(びわ湖ホール芸術監督)
三ッ石潤司(新国立劇場オペラ研修所専任コレペティトゥア)
西 聡美(ベルリン国立歌劇場コレペティトゥア)
管弦楽:大阪交響楽団
独唱:びわ湖ホール声楽アンサンブル
受講者
【指揮部門 】
太田雅音、須田 陽、馬場武蔵、森脇 涼
【コレペティトゥア部門】
佐藤 響、田中梨央、富永早耶香
[内容(予定)]
25日(火)~ 27日(木) コレペティトゥアの研修と音楽練習
28日(金) オーケストラでの演習
29日(土) オーケストラでの演習、受講者による成果発表
このオペラセミナーは、若手音楽家の育成のために設けられた「若杉・長野音楽基金」を活用した事業です。
チケット情報
発売日
友の会
一般
その他
主催
お問い合わせ
077-523-7136
注意事項
- 6歳以上入場可。
- お申し込みいただいたチケットのキャンセル・変更はできません。
- チケットのお申し込み後、ご案内の期限内に所定の手続きをされなかった場合には、チケットの販売・引き渡しをお断りいたします。
- やむを得ない事情により出演者等が変更になる場合があります。
- 友の会優先販売期間中の窓口販売はありません。