公演・イベント
チケット発売中コンサート室内楽・器楽・声楽主催公演

<特別コンサート>アリス=紗良・オット ピアノ・リサイタル Echoes Of Life

©Pascal Albandopulos

お知らせ・トピックス

  • 2022年5月21日(土)
    アンコール曲
    アンコール曲は「サティ:グノシエンヌ 第1番」でした。 ご来場ありがとうございました♪

クリエイティブな才能で世界を魅了する
アリス=紗良・オットが登場

父親がドイツ人、母親が日本人であるミュンヘン出身のピアニスト アリス=紗良・オットは、幼少期から数々のコンクールで優勝し、2004年に日本デビュー、2008年には名門ドイツ・グラモフォンと専属契約を結び、世界の第一線で活躍し続けているピアニストの一人です。

近年は、コンセプチュアルなCDアルバムを収録するなど、「クラシック音楽」に独自のアプローチで迫り、クリエイティブな才能によって多くの人々を魅了し続けています。そんな彼女が約4年ぶりに日本でソロ・コンサートを行います。

ショパン「24の前奏曲」を中心とした
彼女の足跡を辿るプログラム

演奏の中心となるのが、アリス=紗良・オットが「人生そのものを表わしているように感じられる」と評するショパン作曲「24の前奏曲」です。「私の人生で起きてきたいろいろな変化、その瞬間瞬間がこの前奏曲のなかにリフレクション(反映)されているような気がしました」と語るこの作品に、アリス自身が強く影響を受けた7曲をインタールード(間奏曲)として織り込みます。

「新たな形と意味が私たち自身の中で反響します。まるで私たちの生のこだま-Echoes Of Life-のように」と語る今回のプログラム。彼女の紡ぐ24+7曲が、どのように反響していくのか、ぜひ会場で体感ください。

演奏と映像のコラボレーションリサイタル

見どころのひとつは建築家ハカン・デミレルとの映像コラボレーションです。

今回のリサイタルのために創り出された映像が、演奏と共に写し出され、聴衆をそれぞれの仮想の旅に連れ出し、独自のコンサート体験を作り出す役割を果たします。70分休憩なしに繰り広げられる1回限りのライブ体験にどうぞご期待ください。

アリス=紗良・オットからのメッセージ

Pascal-Albandopulos

今回のプログラムは、休憩なしのコンサートです。私は聴衆とひとつの物語、ひとつの経験を共有し、初めから終わりまで、一緒にひとつの旅を体感できたらと思っています。

普通のリサイタルでは、異なる作曲家の作品集で演目が組まれ、聴衆はコンサート中にプログラムの曲目解説を読みながら、作品と作曲家を分けながら聞いています。私はその考えを変えたいのです。

音楽が始まった瞬間からは、個々に自分自身の印象と感覚でその音楽を発見して欲しいのです。プログラムには知っている曲も多いですが、知らない曲もあると思います。曲名や背景も知らないことによって、彼らは自分自身で感じた印象や雰囲気でその音楽を自分自身の思い出と結びつけるでしょう。それは新しい体験となるのです。

出演&スタッフ

アリス=紗良・オット(ピアノ)

公演概要

日時

2022年5月21日(土)  14:00開演(13:00開場/15:10終演予定)

会場

詳細

クリエイティヴな才能で世界中のファンを魅了するアリス=紗良・オット。

今回は、ショパンの「24の前奏曲」を中心に、影響を受けた7つの作品を間奏曲(インタールード)として織り込んだ、彼女の足跡を辿るプログラムを披露します。

「聴衆とひとつの物語、ひとつの経験を共有し、初めから終わりまで、一緒にひとつの旅を体感したい」と語るアリスが、映像や照明演出とともに贈るライブ演奏。どうぞお楽しみください。

※映像付き休憩なし約70分の公演です

[曲目]

ショパン: 24の前奏曲 op.28 ほか

映像デザイン ハカン・デミレル(建築家)Hakan Demirel

 

[アリス=紗良・オットの人生の旅路を表現する、音楽と映像とのコラボレーション]
伊熊よし子

 

アリス=紗良・オットの演奏は迷いがない。モットーは「常に新鮮な気持ちで作品と対峙し、演奏するたびにその作品の新たな発見をすること」。

そんな彼女が演奏と映像作品のコラボレーションを展開するEchoes Of Life(エコーズ・オブ・ライフ)」と題したコンサートを行う。先ごろリリースされたCDとリンクするプログラムで、ショパンの「24の前奏曲」(全曲)の合間に7つのインタールード(間奏曲)が挟み込まれる。7曲はそれぞれアリスに影響を与えた作品で、生き方を映し出し、精神状態を表現し、人生の旅路ともなっている。その7曲をご本人に説明してもらうと…。

 

 

「ショパンの《24の前奏曲》の各曲は短く、個々のキャラクターがとても個性的で、人生の旅路を思わせます。私も病気を経験し、自分の人生と真正面から向き合うようになり、7曲を間奏曲のように挟み込んで人生の旅路を表現したいと考えるようになりました。

 

 

友人のフランチェスコ・トリスターノ(ルクセンブルクのピアニスト)には、バッハの前奏曲を想像させる曲を依頼しました。《イン・ザ・ビギニング・ワズ》は私がピアノと出会ったころを表しています。

 

ジェルジュ・リゲティ(ハンガリー系オーストリア人の作曲家)の《インファント・レベリオン》は、反抗期の私が何でもノーといって親を困らせていた時代を意味し、それがあるときイエスに変わる。最後に新しい音が出てくるところが鍵です。

 

ニーノ・ロータ(イタリアの作曲家)の音楽は映画で親しんできました。《ワルツ》は悩み多き10代を思い起こさせてくれます。チリ―・ゴンザレス(カナダ出身の音楽家)の《前奏曲》は、私が思春期から大人になり、自分の行動に責任を持たなくてはならないころを映し出しています。《雨だれ》のあとに演奏しますが、曲の流れがとても自然に聴こえると思います。

 

武満徹の《リタニ》は私にとって特別な意味をもっています。彼は《音楽は私のアイデンティティを見出す上で大きな助けとなる》ということばを残していますが、まさに私の気持ちを代弁してくれます。アルヴォ・ベルト(エストニアの作曲家)の《アリーナのために》は、親密的でとても深い内容を備えています。病気が判明したときには自分のもろさに気づき、自信を失うこともありましたが、やがて生きていく自信を取り戻すことができました。この曲は耳を開いて最新の注意を傾けないと真意が理解できません。

 

最後は私がモーツァルトの《レクイエム》をアレンジした曲が登場します。これは自分への問いかけ。と同時に、聴衆の方たちも自分の人生への問いかけをしてほしいのです。

 

 

今回は建築家のハカン・デミレルの映像とのコラボレーションで、音楽と映像が共鳴し、感情の揺れを意味し、それぞれの旅へといざないます。

 

当初は私の人生の旅を表現する形だったのですが、各地で演奏するにつれ、聴き手のみなさんたちの旅へと変化してきました。日本のみなさまの感想と反応をとても楽しみにしています」

チケット情報

料金

S席:6,000円(5,500円)
A席:5,000円(4,500円)
B席:4,000円
青少年(25歳未満):2,000円
※全席指定・税込
※( )内びわ湖ホール友の会会員料金/びわ湖ホールのみの取り扱い
びわ湖ホール友の会についてはこちら

発売日

友の会

2022年3月24日(木)10:00~

一般

2022年3月26日(土)10:00~

その他

お問い合わせ

びわ湖ホールチケットセンター
077-523-7136

託児サービス

対象:1歳以上、6歳未満
利用料金:お子様ひとりにつき1,000円
開設時間:開演30分前から公演終了後30分まで
申込方法:5月14日(土)までにびわ湖ホールチケットセンターまでお申し込みください。

バス運行情報

■JR大津駅⇒びわ湖ホール

運行時間:12:30~13:30/発車場所:JR大津駅バスのりば

■びわ湖ホール⇒JR大津駅

運行時間:終演後/発車場所:びわ湖ホール前

■運賃 大人210円 小児110円

注意事項

  • 6歳未満のお子さまはご入場いただけません。
  • お申し込みいただいたチケットのキャンセル・変更はできません。
  • チケットのお申し込み後、ご案内の期限内に所定の手続きをされなかった場合には、チケットの販売・引き渡しをお断りいたします。
  • 友の会優先販売期間中の窓口販売はありません。
  • 都合により、曲目等が変更になる場合があります。