数々の公演をこなすために、日々稽古を重ねています。
歌手としての技術向上や経験の幅が広がるだけでなく、一流の音楽家の指導と出会いは一生の宝もの。

一人ひとりがソリストとして舞台で活躍するオペラ歌手であり、オペラやコンサートの独唱、アンサンブルや合唱など、様々な演奏形態と幅広いジャンルの声楽曲に取り組んでいるびわ湖ホール声楽アンサンブル。
そんなメンバーの一日をちょっとのぞいてみましょう!(取材時点:2021年夏)

良い公演は、日々の稽古の積み重ねから
合同稽古に間に合うように下準備

歌うにしては、朝が早い?
これがコンクールや受験の時などに役立つんです。

最近は自分でお弁当作りにハマってます!(藤居)体調管理も仕事のうち。

午後もしっかりお稽古。途中、休憩を挟みつつ、夕方までみっちりおこないます。

合同稽古の予習・復習を個人でおこないます。

勤務終了後にも団員室で自習するメンバーも。

本番の数が多いので、必死で譜読みをしています。
合同稽古に間に合うように、外国語の歌詞の意味を調べたり、個人で練習を進めたり、やることがたくさん!

滋賀県各地の小学校をコンサートホールに
平成13年度から滋賀県教育委員会と共催でおこなう学校巡回公演。
どのような雰囲気の公演か、少しだけご紹介します。

全員でバスに乗って移動します。


生の音楽を間近で聴いてもらいます。今回は小道具や楽器も登場!


各校の校歌も歌います。聴き慣れた曲も、プロの歌手たちが歌うと普段とは違った迫力のある響きに。


体育館に出かけて行って地元の子どもたちと触れ合える貴重な機会です。
朝が早くてちょっと辛いけど、たくさんの拍手と笑顔に出会えてうれしいひととき!

オペラへの招待『つばめ』公演の裏側
先日、千穐楽を迎えたオペラへの招待『つばめ』公演。
本番当日、メンバーはどのように過ごしているでしょうか。

役によって支度の時間が異なります。
だんだん本番に向けての気持ちも高まるところ。


装置、衣裳、照明など、舞台芸術関連の第一線で活躍する舞台スタッフたちがオペラの世界を作り出します。

休憩中も、次の幕に向けて舞台上では転換、楽屋では衣裳を変えるなど、やることがたくさん。

指揮・園田隆一郎さんと大阪交響楽団のオーケストラで紡ぎだされるオペラの世界は後半も続きます。

無事に終演を迎えられました。
そして、また次の公演に向けての準備が始まります。

初めての主役で緊張しましたが、プッチーニの音楽に包まれて幸せな公演でした。
たくさんのお客さまに観劇していただけて、この仕事をやっていてよかったと実感します。