名曲コンサート 華麗なるオーケストラの世界 vol.8　大井 駿×日本センチュリー交響楽団

一度は聴いておきたい名曲を中心に、オーケストラの生演奏を味わえる「名曲コンサート　華麗なるオーケストラの世界」シリーズ。通常の公演よりもお求めいただきやすいチケット価格で、普段はクラシックに触れる機会が少ない方にもご来場いただきやすい公演となっています。青少年やシアターメイツ価格もあり、学生のみなさまからも好評をいただいているシリーズです。
第８弾となる今回は、大井駿の弾き振りで日本センチュリー交響楽団の演奏をお贈りします。

今回のプログラムは、ベートーヴェン作曲「ピアノ協奏曲 第４番」とブラームス作曲「交響曲 第４番」。
「ピアノ協奏曲 第４番」は、ピアノの独奏から始める形式が特長で、明るく幸福感に満ちた作品です。第１楽章と第３楽章のカデンツァでは、ブラームスがこの曲のために作った「２つのカデンツァ」を演奏します。ブラームスはこの曲を好んで演奏していたと伝えられています。
「交響曲 第４番」は、一転して、親しい人たちとの別離が相次いだブラームスの、孤独感や諦観が表現された作品です。ブラームスが作曲した最後の交響曲であり、「自作で一番好きな曲」と評しています。
ドイツ音楽の名作２曲の演奏にどうぞご期待ください。

大井駿は、指揮者・ピアニストとしてだけでなく、古楽や現代音楽、文筆活動といったさまざまな分野で活躍する多才な若手音楽家です。指揮、ソリストとして、都響、読響、大フィル、広響をはじめ日本各地から招かれると同時に、海外でもザルツブルク・モーツァルテウム管などで活躍しています。2022年には第１回ひろしま国際指揮者コンクールで優勝、ならびに最も優れた細川俊夫氏の演奏に送られる細川賞を受賞しました。　
また、テレビ朝日「題名のない音楽会」への出演や、音楽之友社によるWebマガジン「ONTOMO」での記事執筆など、メディアにも多く登場しています。
本公演では大井駿が、独奏者としてピアノの演奏をし、指揮者も兼ねる“弾き振り”をします。音楽を軸としてさまざまなフィールドを横断する大井駿が、ベートーヴェンとブラームスの楽曲の魅力を日本センチュリー交響楽団とともにお届けします。