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<公開ディスカッション> ペーター・コンヴィチュニー × 平田オリザ × 沼尻竜典 「オペラと演劇、その協働の可能性と未来への展望」

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ペーター・コンヴィチュニー × 平田オリザ × 沼尻竜典
「オペラと演劇、その協働の可能性と未来への展望」
~オペラ・アカデミー in びわ湖の成果を踏まえて~

 

ドイツが世界に誇るオペラ演出家ペーター・コンヴィチュニー氏と、現代日本演劇界のキーパーソン・平田オリザ氏を迎え、びわ湖ホール芸術監督の沼尻竜典と共にオペラの演出をめぐる公開ディスカッションを開催いたします。
第一線の芸術家たちが、オペラという芸術の現状と未来について、国境やジャンルを超えて語り合う一夜、舞台芸術にかかわるさまざまなお客様のご来場をお待ちしております。

パネリスト ペーター・コンヴィチュニー(演出家)
平田オリザ(劇作家・演出家)
沼尻竜典(指揮者/びわ湖ホール芸術監督)

司会  森岡実穂(中央大学 准教授)
通訳  蔵原順子

主催  東京ドイツ文化センター、公益財団法人びわ湖ホール

【パネリストからのメッセージ】
ペーター・コンヴィチュニー
グローバル化の影響はオペラ界にも及んでいます。歌手・演出家・スタッフは、どのようにこの荒波を生き抜いて「製品」でなく「芸術作品」を作り続けることができるか。
平田さん、沼尻さん、そして客席の皆さんと一緒に考える時間を楽しみにしています。

平田オリザ 
ヨーロッパでは、演劇の若手演出家がオペラに登用されることはよくあるようですが、日本ではまだまだ例が少ないのが現状です。
私自身、2016年のハンブルグ州立歌劇場での欧州デビューを控え、様々なお話を伺えればと願っています。また、ドイツにおける歌手や演出家の育成システムについても興味があります。

沼尻竜典
昨年から日独のオペラハウスのシェフを兼務することになって、双方の習慣や成り立ちの違いが一層よく見えるようになって来ました。「さすが劇場の国ドイツ!」と感心することも多い反面、「これは日本の方がしっかりしてるな」という部分も正直あります。今回は、日独の劇場界で中心的な役割を果たされているお二人からお話を伺い、それを自分の経験とも照らし合わせて、納得したり反省したりしながら帰りたいと思っています。

【プロフィール】
ペーター・コンヴィチュニー Peter Konwitschny
演出家。高名な指揮者フランツ・コンヴィチュニーを父として1945年にフランクフルト・アム・マインに生まれ、当時東ドイツであったライプツィヒで育つ。(東)ベルリンでオペラ演出を学び、ベルリナー・アンサンブルで演出助手として活動を開始。1980年以降ドイツを中心とする著名劇場で数多くのオペラ演出を手がけ、現代屈指のオペラ演出家として活躍中。ライプツィヒ歌劇場の首席演出家を務めた2008年~2011年には、同歌劇場で《月に憑かれたピエロ》、《ローエングリン》、《アルセスト》、《バッハ-イェリネク・プロジェクト》など新演出を相次いで発表。直近では、2013年7月にアン・デア・ウィーン劇場で、ヴェルディの《アッティラ》を演出している。日本では2006年《魔笛》(シュトゥットガルト州立歌劇場)、2008年《エフゲニー・オネーギン》(東京二期会)、《アイーダ》(グラーツ歌劇場)、2011年《サロメ》(東京二期会)、2013年5月《マクベス》(東京二期会)の上演が記憶に新しい。これまでにDDR芸術賞(旧東ドイツ)、ベルリン芸術アカデミーのコンラート・ヴォルフ賞、ドイツ連邦功労十字賞などを受賞。また、国際的に権威のあるオペラ専門誌『オーパンヴェルト』の「年間最優秀演出家」に過去5回選出されている。ベルリン、ライプツィヒ、ドレスデンの芸術アカデミー会員。

平田オリザ Oriza Hirata
劇作家・演出家・青年団主宰。こまばアゴラ劇場支配人。1962年東京生まれ。国際基督教大学教養学部卒業。1995年『東京ノート』で第39回岸田國士戯曲賞受賞。1998年『月の岬』で第5回読売演劇大賞優秀演出家賞、最優秀作品賞受賞。2002年『上野動物園再々々襲撃』(脚本・構成・演出)で第9回読売演劇大賞優秀作品賞受賞。2002年『芸術立国論』(集英社新書)で、AICT評論家賞受賞。2003年『その河をこえて、五月』(2002年日韓国民交流記念事業)で、第2回朝日舞台芸術賞グランプリ受賞。2006年モンブラン国際文化賞受賞。2011年フランス国文化省よりレジオンドヌール勲章シュヴァリエ受勲。
東京藝術大学・アートイノベーションセンター特任教授、大阪大学コミュニケーションデザイン・センター客員教授、四国学院大学客員教授・学長特別補佐、京都文教大学客員教授、公益財団法人舞台芸術財団演劇人会議理事長、埼玉県富士見市民文化会館キラリ☆ふじみマネージャー、日本劇作家協会副会長、日本演劇学会理事、一般財団法人地域創造理事。

沼尻竜典 Ryusuke Numajiri
びわ湖ホール芸術監督、リューベック歌劇場音楽総監督、トウキョウ・モーツァルトプレーヤーズ音楽監督。1990年第40回ブザンソン国際指揮者コンクール優勝。ロンドン響、モントリオール響、シドニー響、ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ響、ベルリン・ドイツ響、デュッセルドルフ響、トゥールーズ・キャピトル管、フランス放送フィル、ビルバオ響等欧米各国のオーケストラを指揮。これまで、新星日響正指揮者、東フィル正指揮者、名古屋フィル常任指揮者、日本フィル正指揮者、群響首席指揮者・芸術アドヴァイザー、日本センチュリー交響楽団首席客演指揮者を歴任。オペラ指揮者としては1997年《後宮からの誘拐》でデビュー以後、ケルン、ミュンヘン、ベルリン、シドニー、新国立劇場をはじめ国内外の劇場で指揮、さらに2007年よりびわ湖ホール第2代芸術監督に就任、数々のプロダクションを成功に導いている。1991年第1回「出光音楽賞」、1999年第7回「渡邉暁雄音楽基金音楽賞」、2001年第51回「芸術選奨文部科学大臣新人賞」、2004年第3回齋藤秀雄メモリアル基金賞、2005年第46回毎日芸術賞、第23回中島健蔵音楽賞、2011年文化庁芸術祭優秀賞、芸術選奨文部科学大臣賞をそれぞれ受賞。

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