野村万作・野村萬斎 狂言公演 『萩大名』『木六駄』
公演概要
日時
会場
詳細
大雪の中、十二頭の牛を一本の追竹だけで束ね追う太郎冠者の演技や、酒宴で舞う鶉舞(うずらまい)など、見どころの多い名作『木六駄』(きろくだ)。風流に欠ける大名をおおらかで無邪気な人物として描く『萩大名』(はぎだいみょう)の二演目。野村萬斎による楽しい解説もあります。
今年は初めて、昼公演と夕方公演でシテ(主役)が代わります!
インタビューノーカットバージョンはコチラ
解説 野村 萬斎
小舞
貝づくし 飯田 豪(13:00) 岡 聡史(17:00)
海 人 深田 博治
地謡 高野 和憲 石田 幸雄 中村 修一
萩大名(はぎだいみょう)
大名 野村 万作(13:00) 野村 萬斎(17:00)
太郎冠者 内藤 連 亭主 月崎 晴夫 後見 岡 聡史
近々都から帰国することになった田舎大名が、太郎冠者の案内で、とある庭園に萩の花見に出かける。風流者の亭主が、来客に必ず一首所望することを知っている太郎冠者は、「七重八重 九重とこそ思ひしに 十重咲きいづる 萩の花かな」という聞き覚えの歌を大名に教えておく。見事な庭を楽しんだ後、いよいよ歌を詠むことになるが、大名は・・・。
実力はあっても風流に欠ける大名を、風刺するだけではなく、無邪気で大らかな人物として描くところに狂言らしさがある作品です。のどかな風情が漂う舞台を、ごゆっくりお楽しみ下さい。
◆休 憩◆
木六駄(きろくだ)
太郎冠者 野村 萬斎(13:00) 野村 万作(17:00)
主 中村 修一 茶 屋 高野 和憲 伯 父 石田 幸雄
後見 飯田 豪
主人は、都の伯父へのお歳暮として、炭を六駄と木を六駄、それに上等の樽酒を届けるよう太郎冠者に命ずる。雪の中、荷を積んだ十二頭の牛を追い、ようやく峠の茶屋にたどり着いた太郎冠者は酒を所望するが、あいにく茶屋が切らしていたので、届けるはずの樽酒に手をつけ、茶屋と酌み交わすうちに全部飲み干してしまう。更に酔った勢いで木六駄まで茶屋にやってしまい、残りの炭六駄をのせた牛を引いて伯父のもとへ行く太郎冠者だったが・・・。
降りしきる雪の中、蓑笠をつけ、一本の追竹だけで十二頭の牛を追う太郎冠者の演技が見どころです。また、酒宴の際に酔態で舞う「鶉舞」(うずらまい)など、狂言として重厚な構成の中に庶民の生活感情も描かれた秀作。故六世野村万蔵の至芸が今に語り継がれる狂言です。
目から鱗の古典芸能鑑賞講座 狂言編 狂言公演の前に、楽しく予習をしてみませんか? 講師:木ノ下裕一 第1回 11月30日(日)『狂言は百花繚乱!』 第2回 12月7日(日)『能と狂言のアヤシイ関係?!』 各日とも14:00開講 びわ湖ホールリハーサル室(地下1階) [講座料金]2,000円(全2回分・自由席) [チケット販売]9月7日(日)[友の会優先発売]9月5日(金) ※歌舞伎編(全2回)もあります。詳しくはびわ湖ホールホームページをご覧ください。 |
発売日
友の会:2014.09.05(金)10:00~(ネット・チケットおよび電話受付のみ)
一 般:2014.09.07(日)10:00~
料金(税込)
S席6,000(5,500)円 A席5,000(4,500)円
青少年(25歳未満)4,000円 シアターメイツ2,000円
※( )内は友の会会員料金
※ 13時公演S席完売