<大人の楽しみ方26>タブラトゥーラ

出演&スタッフ
公演概要
日時
詳細
エキゾチックでノスタルジックな古楽器の調べ
タブラトゥーラがやってくる!
1984年、団長つのだたかしを中心に結成された楽しい古楽器バンド。
ヨーロッパ中世・ルネサンスの舞曲やメンバーオリジナル曲のとりまぜたユニークなプログラムで不思議な音楽世界へと誘います。
演奏曲:
タブラトゥーラオリジナル曲:新しい自転車/夜の蟹ごわごわ/カレリア ほか
ルネサンスの舞曲:レセルカーダ(16世紀スペイン)/サルタレッロ(14世紀イタリア)ほか
NEW つのだたかしさんからお話を伺いました!
●タブラトゥーラの音楽はどんな音楽ですか?
ヨーロッパの古楽器を使って、ルネサンスの曲やメンバーが作曲した曲を演奏します。初めて聴くのにどこか懐かしい、時も国境も超えた音楽の旅へどうぞ!
●「タブラトゥーラ」の由来は?
Tablatura。ラテン語でリュートなどのための特別な楽譜のことです。おたまじゃくしの五線譜ではなく、リュートの何弦めのどのフレットを押えたらよいか、が書かれている実用的な楽譜です。普通の人が見てもぜんぜん楽譜には見えないでしょうね。リュート奏者の作ったグループなので、こんな名前にしました。ちょっと可愛い響きでしょ?
●古楽器の魅力とは?
古い時代の楽器や民族楽器は、音量や音域など、現代の楽器に比べればさまざまな制約があるわけですが、逆にこういう楽器にしか出せない雰囲気や魅力もたくさんあります。ノスタルジックな音色や、音を合わせたときの何とも言えない味わいなど。ぜひ実際に聴いて感じていただきたいと思います。
●これまでの演奏活動の中で一番印象に残っていることは?
その昔、タブラトゥーラがまだ若くて元気で貧乏だった頃のことです(今も貧乏は変わりませんが)。中古のハイエースにメンバー全員と楽器、衣装、荷物を全部ギューギュー詰め込んで、東京から九州まで旅芸人のようにあちこち公演旅行をしていました。
●びわ湖ホール公演に向けて、ひと言お願いします!
初めて聴くのに懐かしい!とにかく楽しいコンサートです。手をたたき、踊り、泣いて、笑って、ブラボ?!と叫ぶ。五感を開放して、楽しんでいってください!
NEW 古楽器ってなんだろう?タブラトゥーラの楽器をご紹介!
●田崎瑞博(フィドル)
私が担当する楽器は、フィーデル(フィドル)2丁。中世やルネサンスで使用していたと思われる楽器のコピーです。
ひとつは、ヴァイオリンのように肩にかつぎ、もうひとつはヴィオラ・ダ・ガンバのように膝ではさみます。
現代のヴァイオリンやチェロよりも、音はか細く、しかし透明な響きがします。
通常は動かないで演奏するほうが弾きやすく、動き回りながら演奏するのは極めて不安定。
しかしタブラトゥーラでは、ハイリスク・ハイリターンを目指しています。
弦は、羊の腸を撚ったもので、天然素材。一番細い弦は、0.48mmしかなく、1回の公演で燃え尽きます。
私は、見た目に反して大変不器用なので、この細い弦を張り替えるのがいつも死ぬ思いです。
もし公演途中で切れてしまったら、私の汗は滝のように流れ出ることになります。
乞うご期待。
●江崎浩司(リコーダー/ショーム)
リコーダーとショームを演奏しています。
曲目によりますが、リコーダーは手のひらサイズのソプラニーノから大きくて低い音がでるバスリコーダーまで演奏します。
ショームはオーボエの祖先。ソプラノとアルトを演奏します。ダブルリード楽器なので毎回リードを作らねばなりません。いつも会場には工具(リードを削るナイフ、ヤスリ、ペンチ、糸など)を持ち歩きます。
フライト時、ほとんどの楽器は分解できるのでスーツケースに入れるか、機内持ち込みにしますが、ソプラノショームはスーツケースにも入らず、分解もできないので、簡単な袋に入れて預けることになります。でも見方を変えれば凶器にも見えるので、
「あの~お客様これはいったい何でしょう?」
「管楽器でショームといいます。」
「どのような楽器でしょう」
「木製の笛みたいなものです、ほら穴あいているでしょ」
「ああ、なるほど。では梱包してお預かりしますね。こちらにサインを」と言う会話を毎回します。
●山﨑まさし(ビウエラ)
担当楽器はビウエラ。
つのだ邸にあった図鑑から楽器製作者に無理を言って製作依頼したもの。
ヘッドを猫にして頂きました。
ガチャガチャと掻き鳴らしていますが、元々は優しい音色です。
●近藤郁夫(パーカッション、ハンマーダルシマー)
使っているダラブッカやハンマーダルシマーは、実はタブラトゥーラに参加することになった時に初めて触った楽器ばかりで、それまで一度も演奏したことのない楽器でした!
当時打楽器アンサンブルのグループにも参加しており、そのグループが所有していた楽器の中で何かタブラトゥーラにあうものはないかな?と物色していたときにたまたま目に入った楽器。そんなわけで全く叩き方も知らない状態で参加することに!!!
打楽器奏者ですが、手で叩く楽器はほぼ未経験、それまで色々勉強してきたこと(バチを使った演奏)が全く役に立たない。タブラトゥーラをやりながら資料や教えてくれる人を探す日々でした。
●つのだたかし(ラウタ/ウード)
私がタブラトゥーラで演奏している楽器は、16、17世紀にヨーロッパで大流行したリュートの先祖ウードと、やはり古代ギリシャやトルコで発生したと考えられる首長リュートの一種ラウタです。
9世紀のスペイン、コルドバ。イスラム教の指導者であり支配者のカリフのものにペルシャから呼び寄せられた伝説の音楽家ジルヤーブ。
その肌の色と声の美しさから「黒い鳥」とあだ名されたジルヤーブは、ウードを弾きながら、おびただしい数にのぼる自作の曲を歌ったと伝えられています。
2つの楽器の音色の違いをお楽しみください。
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