公演・イベント
古典芸能主催公演

野村万作・野村萬斎 狂言公演 『佐渡狐』『鬮罪人』

公演概要

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人間国宝の野村万作と、狂言以外にも活躍の幅を広げる野村萬斎による狂言公演を今年も上演!

野村萬斎
野村万作

世阿弥生誕650年を記念して制作されたスーパー能「世阿弥」への出演など、80歳を超えてもなお新たな挑戦を続ける野村万作と、現代劇への出演や、ジブリ映画「風立ちぬ」への声の出演など、狂言以外にも活動の場を広げ、10月には「びわ湖ホール開館15周年記念コンサート」で、びわ湖ホール芸術監督 沼尻竜典との共演による「MANSAIボレロ」を披露し喝采を浴びた野村萬斎による狂言公演を、今年も上演します。

15周年を寿ぐにぎやかな2演目。さらに琵琶湖にちなんだ小舞も!
「佐渡に狐がいるかいないか」を巡って賭けをすることになった二人のお百姓と、片方から賄賂を受け取った奏者とのやりとりに現代にも通じる風刺性を感じる『佐渡狐』(さどぎつね)は、一年を締めくくる年貢納めを描いたおめでたい演目でもあります。
京都の祇園祭を背景に、主従の関係を巧みに描いた『鬮罪人』(くじざいにん)は、怖い主人を描く「三主物」(さんしゅうもの)と言われる演目のひとつで、大変見ごたえのある佳作です。祭りの浮き立つような雰囲気を、囃子入りでお楽しみください。
公演の冒頭には、野村萬斎による解説があり、初めてご覧になる方にもお楽しみ頂けます。
また、アクロバティックな小舞「鮒」は、琵琶湖の湖面で鮒の精が踊りはねる姿を描いています。
びわ湖ホールならではのプログラムが並ぶ本公演を、どうぞお見逃しなく!

◆あらすじ◆
『佐渡狐』 さどぎつね
 年貢を納めに上京する途中で道連れになった佐渡と越後のお百姓。佐渡に狐のいるいないを巡り賭けをすることになったが、実は佐渡に狐はおらず、狐を知らない佐渡のお百姓は、奏者(取次の役人)にワイロを使い味方についてもらう。奏者の「佐渡に狐はいる」という判定に納得のいかない越後のお百姓は、狐の形格好を問いただすが、奏者の懸命なブロックサインで佐渡のお百姓は何とかしのぐ。
 奏者と佐渡のお百姓の連携プレーと、邪魔をしようとする越後のお百姓の遣り取りが見どころです。風刺性がありながらも、和やかさの漂う笑いをお楽しみください。
『鬮罪人』 くじざいにん
 祇園会の当番に当たった主人は町の人たちを集め、祭の山車(だし)の相談を始める。しかし祭に興味津々の太郎冠者が人々の案に何だかんだと口を出すので、話がなかなかまとまらない。苦々しく思う主人だが、ついには太郎冠者の出した案が人々の賛同を得てしまい、主人もしぶしぶ従うことになる。早速くじ引きで役を決め、稽古を始めることになるが…
 『武悪』『止動方角』と並び、怖い主人を描く狂言の「三主物」の一つに挙げられる曲です。祭の準備に浮き立つような雰囲気の中で、どんどん調子に乗っていく太郎冠者と、みるみる不機嫌になっていく主人の、絶妙な遣り取りをお楽しみください。

発売日
チケット好評発売中

料金(税込)
S席6,000(5,500)円 A席5,000(4,500)円

※昼の部完売
※(  )内は友の会会員料金
☆青少年割引当日券

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