公演・イベント
演劇主催公演

野村万作・野村萬斎狂言公演『謀生種』『八句連歌』『花折』

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『花折』

今年は照明や音響などを駆使した劇場バージョン!

『謀生種(ほうじょうのたね)』は”嘘の種”のお話。琵琶湖に茶を点てて飲み干したなどスケールの大きな法螺(ほら)話が登場します。借金の貸し借りを巧みに詠み込んだ連歌の応酬の『八句連歌(はちくれんが)』、満開の桜の時期の花見を扱った『花折(はなおり)』と、随所に春らしさを感じる演目です。
能楽堂での公演とはひと味違った舞台演出をお楽しみください!

出演:野村万作、野村万之介、野村萬斎、石田幸雄 ほか万作の会

◆解説・・・野村萬斎

◆『謀生種(ほうじょうのたね)』
伯父 野村万之介            甥 高野和憲

◆『八句連歌(はちくれんが)』
貧者  野村万作          何某 石田幸雄

◆『花折(はなおり)』 
新発意 野村萬斎         住持   野村万之介
立衆   深田博治 高野和憲 月崎晴夫 竹山悠樹 時田光洋

◆『謀生種(ほうじょうのたね)』
嘘の上手な伯父に対抗しようと、甥は法螺話(ほらばなし)を作って伯父を訪ねる。しかし、「富士山に紙袋を着せた」と法螺を吹いても、「琵琶湖に茶を点てて飲み干した」と言い負かされてしまう。何度挑戦しても勝てない甥が、話が上手になる秘訣を伯父に聞いたところ、“謀生の種”という嘘の種が庭に埋めてあると言う。早速、庭のあちこちを掘ってみると…。

狂言らしいせりふ劇です。伯父と甥の法螺話の応酬は、古きよき時代ののどかな趣きが感じられます。琵琶湖や淡路島など、関西でお馴染みの地名も出てきます。

◆『八句連歌(はちくれんが)』 
貧しい男が以前連歌の友に借金をしたが、なかなか返済できないため、せめて一言なりとも謝っておこうと出かけていく。友の男は、また借金にきたのかと一旦は居留守を使うが、貧しい男が庭の花を読み込んだ詫びの句を託して帰っていくと、思い直して男を呼び戻す。二人は借金返済の駆け引きを巧みに読み込んで、連歌をしていくうちに…。

連歌で懐紙のはじめの表に書く八句を表八句といいます。ほのぼのとした優しさを感じる春の演目です。

◆ 『花折(はなおり)』 
新発意(しんぼち/仏門に入って間もない者)が、住持(じゅうじ)から留守番と庭の満開の桜の番を言いつけられる。早速花見の客がやってくるが、新発意が中に入れてくれないので、仕方なく垣根の外で酒宴を始める。酒宴が気になる新発意が、一人を庭に入れると皆がついて入ってきてしまい、結局新発意も加わっての花見となる。次々と謡い舞ううち、すっかり気分の良くなった新発意は・・・。 

新発意と大勢の花見客とが謡い舞う姿は賑々しく、桜の作り物も華やかな演目です。ともに酒宴を楽しむような気分でお楽しみください。

<スタッフ> 
舞台監督:小美濃利明   美術:束原繁(スペース・ゼロ) 
照明:照井芳男(スペース・ラボ)  音響:加藤寿恭(スペース・ゼロ)

料金(税込)
S席6,000円(5,500円)  A席5,000円(4,500円)
*( )内は友の会会員料金

友の会 :2010/02/04(木)10:00~(ネット・チケットおよび電話受付のみ)
一 般 :2010/02/06(土)10:00~

注意事項
*6歳未満のお子さまはご入場になれません。*都合により出演者等が変更になる場合があります。
*お申し込みいただいたチケットのキャンセル、変更はできません。
*チケットのお申し込み後、ご案内の期限までに所定の手続きをされなかった場合は、チケットの販売・引渡しをお断りいたします。
*公演当日に残席がある場合に限り、青少年(25歳未満)の方に対し半額で当日券を発売いたします(劇場窓口のみの取り扱い。学生証等提示要)。

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