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畑中良輔《日本歌曲セミナー》

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びわ湖ホール声楽アンサンブル・メンバーによる畑中良輔《日本歌曲セミナー》XIのご案内

びわ湖ホール声楽アンサンブルは、滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール専属の声楽家として、ホール自主事業への出演を中心に活動しています。
今回、メンバー4名が受講生となり、講師に畑中良輔さんを迎えて《日本歌曲セミナー》XI 三郎歌曲研究を開催いたします。
つきましては、このセミナーを皆様に公開いたしますので、受講生とともに日本歌曲の素晴らしさや美しさをより広く深く学んでみませんか。多くの方のご参加をお待ちしております。

高田三郎歌曲に寄せて

私が音楽学校在学時代、三郎さんはオーケストラの中でホルンを吹いて いた。丁度コーラスにいた私の真ん前で、私は彼をホルン奏者だと思っていた。 ところが私が本科二年の時、「山形民謡によるバラード」というオーケストラ曲が初演され、一躍さんの作品がクローズアップされた。その抒情的な美しさに みんな酔った。その翌年、立原道造の詩による「風のうたった歌」全三曲のオーケ ストラ伴奏の曲が千葉静子(川崎静子)さんによって初演され、私は感激のあまり 「音楽評論」誌にエッセイを書いた。 その後、私はオケの中でパーカッションを受持ち、さんと仲良くなった。 ある日、さんは私に譜面を差し出し、「これ、君の卒業演奏に歌ってくれないかな」と、ちょっと 恥ずかしそうに言った。しかし、その時私は既に橋本国彦先生の 「落葉」を歌うことになっていたし、レッスンも受けていたので、「すみません。いずれ次の機会には必ず」と譜面は受け取った。
作品は、初期は立原道造の抒情の世界、そして深尾須磨子、啄木、と次 第に人生の襞の中に沈潜する作風へと変化し、やがて高野喜久雄の詩を知るこ とによって「自己凝視-生きることの意味」を歌に托する音楽へと作風を進める。 名作「水のいのち」は日本の合唱曲の一つの頂点である。歌曲の最高作品 は「ひとりの対話」に帰するだろう。この作品を通して若い声楽家たちがどのように自分の人生を問いかけるであろうか。
聴講される方々にとっても、作品の中で人生と向き合う真剣なひとときを 共有することが出来るよう願わずにはいられない。

畑中良輔

講 師:畑中良輔 Ryosuke Hatanaka
ピアノ:遠藤玲子 Reiko Endo
受講生:黒田恵美 Emi Kuroda (ソプラノ)
田中千佳子 Chikako Tanaka (メゾ・ソプラノ)
森 季子 Tokiko Mori (メゾ・ソプラノ)
松森 治 Osamu Matsumori(バリトン)

料金(税込)
一般 : 2000円
青少年(25歳未満): 1000円 (全席自由席)

友の会 :2009/04/03(金)
一 般 :2009/04/05(日)

注意事項
6歳未満のお子様はご入場いただけません。
やむを得ない事情により曲目、出演者が変更になる場合があります。
お申し込みいただいたチケットのキャンセル・交換はできません。チケットのお申し込み後、ご案内の期限内に所定の手続きをされなかった場合には、チケットの販売・引き渡しをお断りします。

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