ピナ・バウシュ ヴッパタール舞踊団 「私 と 踊 っ て」

写真：エー・アイ　飯島直人

制作ノートより：雪に覆われた丘を思わせる白い急斜面。床に枯れ枝、さらに根に土のついた白樺の木。

写真：エー・アイ　飯島直人

~2009年6月30日に急逝したピナ・バウシュの偉業を偲ぶ~
ピナ・バウシュが遺した最高傑作､日本初演

２７名のダンサーが登場する大作。
言葉と音楽と劇的情景によって展開する「タンツテアター」が見事に結実した
ピナ･バウシュの舞踊芸術を知る上で最も重要な作品。
人と人、男と女が結び合って生きていくことの大切さ。
自らのいのちをかけても守ろうとするもの。

「私と踊って」 KOMM TANZ MIT MIR
振付･演出：ピナ・バウシュ
美術･衣裳：ロルフ・ボルツィク
音 楽 ：古いドイツ歌謡よりリュート伴奏、独唱、合唱
　　　　
ピナ・バウシュが1968年に処女作を発表してから10年目、ヴッパタール舞踊団芸術監督に就任してから５年目の1977年に創作された「私と踊って」は「ピナ･バウシュ･フェスティバル2001」以降は上演されなかったが、2008年10月と2010年2月にヴッパタールで再演され、日本公演にそなえられている。27名のダンサーがソロとコーラスでリュートの伴奏で歌う16曲の古いドイツ歌謡が舞台に溶け込み、歌詞の背後にある“愛と死と喜び”を表出し、「私と踊って」というタイトルそのままに、この言葉が何度も繰り返される。

「私と踊って」というタイトルをそのままに、この言葉が何度も繰り返される。

欠陥だらけの男女の関係、満たされぬ愛、悩み、悲しみ、残酷さ、受け入れがたい他者に対する不本意と強引な自己表現による肉体的、精神的屈辱と虐待。こころに悩みをもつ人が増大する現代社会で、救いようのない状況に出会ったとき、自分を支えてくれていた人を失ったとき、生きるということはどういうことか、いかに生きるべきか考えさせられる。
「私と踊って」は現代のこころの闇という世界を容赦なく突きつけ、えぐりだす。観客は会場に入ったときから作品に取り込まれ、舞台への参加が呼びかけられているようだ。

「私と踊って」、
踊って、
踊って．．．

料金（税込）
Ｓ席13,000円（12,000円）Ａ席11,000円（10,000円）Ｂ席9,000円（8,000円）
Ｃ席7,000円Ｄ席完売Ｅ席完売　
※（　　）内は友の会料金（びわ湖ホールのみの取り扱い）。

青少年割引当日券公演
※公演当日に残席がある場合に限り、青少年（25歳未満）の方に対し、定価の半額で当日券を販売いたします。（劇場窓口のみで取り扱い。学生証等年齢のわかるものをご提示ください）。

友の会 ：2010/02/19(金)10:00～（ネット・チケットおよび電話受付のみ）
一　般 ：2010/02/21(日)10:00～

注意事項
６歳未満のお子様はご入場いただけません。
都合により曲目等が変更になる場合があります。
お申し込みいただいたチケットのキャンセル、変更はできません。
チケットのお申し込み後、ご案内の期限内に所定の手続きをされなかった場合には、チケットの販売・引き渡しをお断りいたします。
Ｄ・Ｅ席はびわ湖ホールのみの扱いで、発売初日に限り１回の受付で合わせて４枚までとなります。
公演当日に残席がある場合に限り、青少年（25歳未満）の方に対し、定価の半額で当日券を販売いたします。（劇場窓口のみで取り扱い。学生証等年齢のわかるものをご提示ください）。