野村万作・野村萬斎 狂言公演 『磁石』『勧進聖』
公演概要
日時
会場
詳細
『磁石』
『勧進聖』写真:政川慎治
今年は滋賀県を舞台にしたご当地ものの上演です!
人間国宝の野村万作、映画やテレビの主演など狂言以外でも大活躍している野村萬斎による狂言公演は、びわ湖ホール開館以来、毎年大好評です。
今年は滋賀県を舞台にしたご当地ものの上演です。『磁石』は、中世の時代に大津市にあった松本の市が舞台です。『勧進聖』(かんじんひじり)は高島市の白鬚神社にゆかりのある演目です。能『白髭』(しらひげ)の替間(かえあい)で、単独で上演されることが大変珍しい作品です。舟の作り物が二つ出てきて、大勢の同者や地謡、囃子も加わったにぎやかな舞台をお楽しみください。
出演:野村万作、野村萬斎、石田幸雄ほか 万作の会
『磁石』
遠江(とおとうみ)の国の田舎者が上京する途中で、近江の国の大津松本の市を見物していた。すると、人売りのすっぱ(いたずら者)が言葉巧みに近付いてきて、田舎者を定宿に連れ込む。実はこの宿の主人は人買いで、すっぱから田舎者を買う約束をする。しかし、この話を盗み聞きした田舎者は、先回りして金を受け取って逃げ去る。慌てて追いかけたすっぱが太刀を抜いて振り上げると、田舎者は自分は磁石の精だと名乗り、大口を開けて太刀を飲み込もうとする。驚いたすっぱは・・・。 2002年に続いて、びわ湖ホールでは2度目の上演です。中世の時代のバイタリティを感じさせる演目です。
『勧進聖』
江州の白髭明神に仕える聖(ひじり)が、琵琶湖をわたる舟に乗って清水寺へ参詣にする途中の道者たちに、白髭明神の屋根を葺き替えるための勧進を求めるが、皆貧しくて持ち合わせがないと言って寄進に応じない。言い争いになり、怒った聖が呪文を唱え、水神に祈ると、湖から鮒の精が現れて・・・。能『白髭』(しらひげ)の替間で、単独で上演されることが大変珍しい演目です。舟の作り物が二つ出てきて、大勢の道者に地謡、囃子も加わり、華やかでにぎやかな作品です。
*能・狂言の「白髭」は「髭」という漢字を使っています。
★狂言レクチャー★
「こんなにいっぱい!?滋賀県が舞台の狂言
~『勧進聖』『磁石』『蚊相撲』ほか~ 」
滋賀県が舞台の狂言はたくさんあります。今回上演する狂言の舞台になった当時の白鬚神社や大津松本の市などについてお話いただきます。
講師:石田幸雄(狂言師 ※『勧進聖』にシテ(主役)で出演)
木村至宏(成安造形大学附属近江学研究所長)
日時:11月22日(火) 午後1時~(約2時間)
場所:滋賀県立県民交流センター ピアザ淡海 305会議室(びわ湖ホール東隣)
料金:500円
定員:70名(定員になり次第、締め切らせていただきます)
お申込み・お問い合わせ:びわ湖ホール事業部077-523-7150
(9:00~17:00/火曜日休館)
10月12日から受付します。料金は当日お支払ください。
料金(税込)
S席 6,000(5,500)円 A席 5,000(4,500)円
※( )内は友の会料金です。
友の会 :2011/09/30(金)10:00~ (ネット・チケットおよび電話受付のみ)
一 般 :2011/10/02(日)10:00~