<オペラへの招待>クルト・ヴァイル 作曲 『三文オペラ』全3幕(日本語上演・日本語字幕付)

お知らせ・トピックス
- 2025年1月23日(木)終演予定時間の変更について当初予定の17時30分より17時45分に変更となりました。開演時間の変更はございません。終演時間は多少前後する可能性がございます。ご了承ください。
- 2025年1月15日(水)メディア掲載~毎日新聞夕刊に掲載されました「三文オペラ」12年ぶり再演 びわ湖ホールで 辛辣と軽やか、指揮園田に手応え https://mainichi.jp/articles/20250114/dde/012/040/006000c
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- 2024年12月11日(水)メディア掲載~ぶらあぼONLINEにて12月8日に配信されました故・栗山昌良演出、ヴァイル《三文オペラ》の名プロダクションがびわ湖ホールで蘇る! https://ebravo.jp/archives/178845
歌も芝居も楽しめる、20世紀を代表する音楽劇
『三文オペラ』は、ベルトルト・ブレヒトが書いた戯曲に、クルト・ヴァイルが作曲した20世紀を代表する音楽劇です。19 世紀末のロンドンを舞台に、社会の暗闇を強く生きる人々の姿が描かれた作品で、現代社会に通じるとして、今なお世界中で上演され続けています。歌と芝居を織り交ぜて物語が進行するので、歌も演技もお楽しみいただけます。ジャズのスタンダードナンバーになった「マック・ザ・ナイフ」も登場し、聴きどころ見どころが満載です。
2023 年逝去 日本オペラ界の巨匠 栗山昌良演出の再演


栗山昌良は、戦後の日本オペラ界を牽引した演出家です。びわ湖ホールでも数々のオペラの演出を手掛けました。『三文オペラ』は、栗山の強い希望で新制作することとなり、2012 年にびわ湖ホールで、2013 年に新国立劇場で上演し、新国立劇場公演は大入り満員となるなど大きな話題を呼びました。
2023年97 歳でこの世を去った栗山演出の『三文オペラ』を、今回は栗山を師とする奥野浩子が蘇らせます。「オペラ歌手は、歌うことだけでなく、演ずることもできなくてはならない」という栗山の言葉のとおり、びわ湖ホール声楽アンサンブルがキャストとして歌も演技も磨き上げます。
びわ湖ホール声楽アンサンブルと珍しい編成のオーケストラ
キャストは、オペラのソリストとしての実力を兼ね備えた「びわ湖ホール声楽アンサンブル」メンバーを中心に経験豊富な「ソロ登録メンバー」も加わり、充実の配役でお贈りします。
指揮は2012・13 年の前回公演と同じく、びわ湖ホール声楽アンサンブルとの共演も多い園田隆一郎が、オーケストラは関西を中心に活動するザ・カレッジ・オペラハウス管弦楽団が務めます。通常の編成とは異なり、弦楽器にはヴァイオリンがいない代わりに、バンジョー、ハワイアンギター、バンドネオン、サクソフォンなど、珍しい楽器がたくさん登場します。ピアノを演奏するのは前回公演と同じ、指揮者・作曲家としても活躍する寺嶋陸也です。ジャズやダンスの要素が混ざったブレヒトの音楽を忠実に表現する寺嶋のピアノにもご注目ください。
あらすじ
悪党の親玉メッキー・メッサ―は、ロンドンの下町ソーホーの娘ポリーと出会った10日後、メッキーの子分である泥棒達に祝福され、馬小屋で結婚式をあげる。しかしポリーは乞食商会の総元締めピーチャムの娘であり、自分の闇商売がメッキーにばれることを恐れたピーチャムは、娘を取り戻すため、警視総監ブラウンを脅しメッキーを逮捕させることを企てる。
メッキーはこれまでに犯した数々の罪を理由に告訴され、ポリーに後を託しロンドンから一時逃亡することを決断する。ところが娼婦館に立ち寄ったところで、ジェニーの裏切りにより捕まってしまう。牢獄では面会に来たブラウンの娘ルーシーとポリーがメッキーを取り合って激しく言い争う。メッキーはルーシーの手助けによって牢獄から逃げ出すことに成功する。
ピーチャムはブラウンを脅した通り、女王の戴冠式の妨害という一世一代の大騒動の準備に一生懸命になっている。ルーシーとポリーは互いがメッキーに弄ばれていたことを知り和解。再び捕えられたメッキーは投獄され、いよいよ絞首刑になるところで、舞台でしか起こり得ないハッピーエンドが起こり幕を閉じる。
主な登場人物
メッキー・メッサ― ・・・ロンドンの悪党の親玉で、どんな悪事でも平然とやってのける。紳士的な身なりをした色男はこれまでに数々の女をモノにしてきた。ある日街で偶然出会ったポリーを見染め、このことがメッキーの運命を大きく変える。
ピーチャム/ピーチャム夫人 ・・・乞食をでっち上げ、人々の慈悲を授かることをなりわいとする乞食商会を秘かに営んでいる。手塩にかけて育てた娘ポリーがメッキーと結婚したことを知ると、自分たちの商売がメッキーにばれることお恐れ、警視総監ブラウンを脅してメッキーの絞首刑を企てる。
ポリー・ピーチャム ・・・ピーチャム夫妻が大事に育てた一人娘。気が強い少女はメッキーに弄ばれていることも知らず、裏社会に生きるメッキーの妻になりきろうとする。
ブラウン ・・・ロンドンの警視総監だが、悪党の親玉であるメッキーとは戦友でツーカーの仲。長年、彼の悪事を賄賂をもらうことで見逃してきたが、女王の戴冠式をぶちこわす、とピーチャムに脅されメッキーを逮捕することになる。
ルーシー ・・・ブラウンの娘。実はメッキーが弄んだ女の一人でもある。誇り高きお嬢様はメッキーの愛を信じているが、メッキーのいる牢獄に面会に行った際に偶然、妻を名乗るポリーに出くわし、大喧嘩となる。
酒場のジェニー ・・・メッキーの愛人の一人。メッキーからは「数いた女たちの中じゃ一番いい女だった」と言われている。メッキーにかかった懸賞金をもらうため、警察にメッキーの情報を流し、彼が逮捕されるきっかけを作る。
出演&スタッフ
- メッキー・メッサー(1/24,26)市川敏雅*
- メッキー・メッサー(1/25,27)福西 仁
- ピーチャム(1/24,26)西田昂平
- ピーチャム(1/25,27)平 欣史
- ピーチャム夫人(1/24,26)山内由香
- ピーチャム夫人(1/25,27)森季子*
- ポリー・ピーチャム(1/24,26)高田瑞希
- ポリー・ピーチャム(1/25,27)山岸裕梨
- ブラウン(1/24,26)有ヶ谷友輝
- ブラウン(1/25,27)砂場拓也*
- ルーシー (1/24,26)小林由佳
- ルーシー(1/25,27)德田あさひ
- ジェニー(1/24,26)岩石智華子
- ジェニー(1/25,27)佐々木真衣
- スミス林隆史*
- 大道歌手/キンボール牧師大野光星
- フィルチ有本康人
- ウォールター/警官島影聖人*
- イーデ/警官五島真澄*
- ロバート/乞食谷口耕平*
- マシアス奥本凱哉
- ジェイコブ古屋彰久*
- ドリー藤村江李奈*
- ベティー白根亜紀*
- 年寄りの娼婦栗原未和*
- フィクセン溝越美詩*
- モリー上木愛李*
指 揮:園田隆一郎
演 出:栗山昌良
再演演出:奥野浩子
装 置 : 増田寿子
衣 裳 : 緒方規矩子
照 明 : 原中治美
振 付 : 小井戸秀宅
音 響 : 小野隆浩 (びわ湖ホール)
衣 裳 補 : 半田悦子
振 付 補 : 佐藤ミツル
舞台監督 : 牧野 優 (びわ湖ホール)
管弦楽:ザ・カレッジ・オペラハウス管弦楽団
公演概要
日時
詳細
劇中で歌われる「マック・ザ・ナイフ」が有名なブレヒトとヴァイルが世に放った名作「三文オペラ」を、2012年にびわ湖ホール、2013年に新国立劇場で上演し絶賛された栗山昌良演出版でお贈りします。
チケット情報
発売日
友の会
一般
その他
主催
お問い合わせ
077-523-7136
託児サービス
利用料金:1公演・お子様ひとりにつき1,000円
開設時間:開演30分前から公演終了後30分まで
申込方法:1月17日までにびわ湖ホールチケットセンターまでお申し込みください。
注意事項
- 6歳以上入場可。
- お申し込みいただいたチケットのキャンセル・変更はできません。
- チケットのお申し込み後、ご案内の期限内に所定の手続きをされなかった場合には、チケットの販売・引き渡しをお断りいたします。
- シアターメイツ・チケットはびわ湖ホールチケットセンター(電話・窓口)のみ取り扱いです。
- やむを得ない事情により出演者等が変更になる場合があります。
- 友の会優先販売期間中の窓口販売はありません。