公演・イベント
室内楽・器楽・声楽主催公演

びわ湖の午後61 妻屋秀和 バス・リサイタル

お知らせ・トピックス

  • 2022年6月23日(木)
    曲目変更のお知らせ
    出演者の強い希望により、当初の予定からプログラムを下記のとおり変更させていただきます。何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
  • 2022年7月23日(土)
    アンコール曲

    ヴェルディ:歌劇『アッティラ』より “ローマの前で私の魂が”
    ご来場ありがとうございました♪

「日本で最も信頼されるバス」妻屋秀和が登場

 世界の第一線で活躍する演奏家が、室内楽の響きを追求した小ホールで上質な演奏をお届けする「びわ湖の午後」シリーズ。61回目となる今回は、日本を代表するバス歌手の妻屋秀和が登場します。
 ヨーロッパ各国の歌劇場で活躍し、日本の主要なオペラ公演で見かけない日はないほどの人気歌手。びわ湖ホールのプロデュースオペラにおいても『神々の黄昏』ハーゲンや『ローエングリン』ハインリヒ王、『パルジファル』ティトゥレルなどを圧倒的な存在感で好演し、日本のオペラシーンには欠かせない存在となっています。
 今年3月には、第72回(令和3年度)芸術選奨文部科学大臣賞を受賞しています。

びわ湖ホールの歴史に残る刮目すべきリサイタルになるだろう

 日本人の声は、基本的に高めであり、女声のコントラルトや男声のバスといった低声歌手は非常に少ない。その「希少種」のなかでも「名手」と呼べる歌手は、日本の西洋音楽の歴史を顧みても果たしてどれだけいただろうか?バスとしての声の素養の持ち主というだけでも、日本では非常に少ないのだが、更に芸術家としてのインテリジェンスまで兼備した歌手が同時に2人共存していた時代というのは、筆者には全く思い浮かばない。
 昨年の第72回芸術選奨文部科学大臣賞を受賞した妻屋秀和は、そんな稀有な日本人バス歌手として、余人を持って代え難い孤高の存在となった。東京藝術大学とイタリアで学び、ドイツでオペラ歌手としてのキャリアを重ねる妻屋は、その拠点を日本に移してからもその芸術家としての視点と声楽家としての技術を、忽せにせずに成熟を重ねてきた。帰国後に更に進歩しているという点でも、妻屋は例外的な存在であろう。
 バス歌手の守備範囲は、聖人、賢者、老人、悪魔等の邪悪な存在諸々、喜劇から悲劇まで実に多様な役柄がある。日本中のオペラ・シーンで、その総てを一手に引き受けている妻屋が、キャリアの絶頂期であろう現在、びわ湖ホールでバス歌手にしかできないとんでもなく意欲的なプログラムのリサイタルを開く。
 こんなプログラムで聴衆を魅了できるだろうバス歌手は日本だけでなく欧米でも果たしてどれだけいるだろう?びわ湖ホールの歴史に残る刮目すべきリサイタルになるだろう。
 國土潤一(音楽評論家)<湖響No.93より>

出演&スタッフ

妻屋秀和(バス)、木下志寿子(ピアノ)

公演概要

日時

2022年7月23日(土)  14:00開演(13:15開場)

会場

滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール 小ホール

詳細

イタリア声楽コンコルソ・ミラノ部門金賞をはじめ多くのコンクールに入賞し、ライプツィヒ歌劇場、ワイマール・ドイツ国民劇場のほか、ヨーロッパ各国の歌劇場、そしてびわ湖ホールのオペラにも数多く出演する妻屋秀和のコンサートを開催します。

 

[曲目] ※当初の予定よりプログラムを変更して開催します。

第1部
モーツァルト:『魔笛』より “この聖なる殿堂に住む人は”
モーツァルト:『フィガロの結婚』より “復讐とは、ああ、復讐とは!”
ロッシーニ:『セヴィリアの理髪師』より “陰口と言うやつはそよ風のようなもので”
ベッリーニ:『夢遊病の女』より “ああ、懐かしい大地よ”
ドニゼッティ:『ランメルモールのルチア』より “ああ!我慢するのです、我慢を”

第2部
ヴェルディ:
『シモン・ボッカネグラ』より “惨めな父親の引き裂かれた心は”
『ナブッコ』より “神よ、あなたは預言者達の唇を”
『マクベス』より “息子よ、歩みに注意するのだ”
『シチリア島の夕べの祈り』より “ああ、祖国よ”
『ドン・カルロ』より “彼女はわしを愛した事はなかった!”

 

インタビュー・公演評等

●毎日新聞

戦い、祈り 心情奏でる 23日、びわ湖ホールでリサイタル バス歌手・妻屋秀和さんに聞く

https://mainichi.jp/articles/20220721/ddl/k25/040/275000c

 

チケット情報

料金

一般:4,000円(3,500円)
青少年(25歳未満):1,500円
※全席指定・税込
※( )内びわ湖ホール友の会会員料金/びわ湖ホールのみの取り扱い
びわ湖ホール友の会についてはこちら

発売日

友の会

2022年4月22日(金)10:00~

一般

2022年4月24日(日)10:00~

その他

主催

滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール

お問い合わせ

びわ湖ホールチケットセンター
077-523-7136

託児サービス

対象:1歳以上、6歳未満
利用料金:お子様ひとりにつき1,000円
開設時間:開演30分前から公演終了後30分まで
申込方法:7月16日(土)までにびわ湖ホールチケットセンターまでお申し込みください。

注意事項

  • 6歳未満のお子さまはご入場いただけません。
  • お申し込みいただいたチケットのキャンセル・変更はできません。
  • チケットのお申し込み後、ご案内の期限内に所定の手続きをされなかった場合には、チケットの販売・引き渡しをお断りいたします。
  • 友の会優先販売期間中の窓口販売はありません。