お知らせ・トピックス
2018年4月26日(木)
お知らせ

びわ湖ホール声楽アンサンブルの指揮者陣について

びわ湖ホール声楽アンサンブルの指揮者陣について

びわ湖ホール声楽アンサンブルの指揮者陣について、2001年7月より本山秀毅氏が専任指揮者を務めてきましたが、このたび本山氏が大阪音楽大学の学長就任に伴い勇退されることとなったため、2018年4月から新たに指揮者として、大川修司氏にご就任いただくことに決定しましたので、お知らせします。

また、これまでの功績を踏まえ、本山氏に桂冠指揮者にご就任いただくとともに、長きにわたりびわ湖ホール声楽アンサンブルをご指導いただいている田中信昭氏に名誉指揮者にご就任いただくこととなりましたので、併せてお知らせします。

■指揮者陣

名誉指揮者  田中 信昭

桂冠指揮者  本山 秀毅

指 揮 者  大川 修司

監   修  沼尻 竜典(びわ湖ホール芸術監督)

○大川修司氏の経歴等

国立音楽大学卒業。びわ湖ホール、東京二期会、新国立劇場、兵庫県立芸術文化センター、日生劇場、愛知芸術文化センターなどを中心にオペラの副指揮、合唱指揮を務める。鮫島有美子プロデュースオペラ『夕鶴』では福島公演を指揮するなど、これまで数多くのオペラに携わる。また、劇団四季公演「ライオンキング」を1999年から2011年まで指揮するなど幅広い活動をしている。近年びわ湖ホールでは松井和彦作曲 オペラ『泣いた赤鬼』、びわ湖ホール オペラへの招待『ラインの黄金』の指揮を務め好評を博した。

○本山秀毅氏の経歴等

2001年7月〜2018年3月びわ湖ホール声楽アンサンブル専任指揮者。京都市立芸術大学卒業。西ドイツ国立フランクフルト音楽大学合唱指揮科卒業。「バッハアカデミー関西」を設立し、「教会暦によるカンタータシリーズ」でバッハの声楽作品の全曲演奏に取り組むなど、宗教音楽を中心に演奏活動を続ける。1995年にはオレゴンバッハフェスティバルに招聘され、バッハ作品の演奏で好評を博した。また一般・大学合唱団の客演指揮者、合唱指導法などの講習会の講師、全日本合唱コンクールをはじめとするコンクールの審査員として合唱音楽の普及にも努めている。関西におけるプロ合唱団との共演やオペラ合唱指揮にも多くの実績を残している。第15回藤堂音楽褒賞、2001年京都市芸術新人賞、2016年長井賞受賞。現在、大阪音楽大学学長。京都バッハ合唱団主宰。

○本山秀毅氏のびわ湖ホールでの主な実績等

びわ湖ホール声楽アンサンブル専任指揮者(2001年7月〜2018年3月)

定期公演:

第4回「バッハ/2つのカンタータ」(1999.9)、第8回「バッハ/2つのカンタータシリーズ2」(2000.9)、第11回「バッハ/2つのカンタータシリーズ3」(2001.5)、第16回「マドリガル・コメディの楽しみ〜ヴェネツィアの香り〜」(2002.9)、第17回「知られざる聖夜の響き〜隠れたクリスマスの音楽を集めて〜」(2002.12)、第20回「ウィーンわが街〜音楽の都のいまむかし〜」(2003.9)、第22回パーセル作曲 歌劇「ディドとエネアス」(演奏会形式)(2004.3)、第23回「湖上にて〜うたごころのシューベルト」(2004.5)、第24回オルフ作曲「カルミナ・ブラーナ」(2台のピアノと打楽器版)(2004.9)、第27回「愛のかたち」(2005.4)、第32回「バロック教会音楽の精華」(2006.9)、第37回パーセル作曲「アーサー王」(演奏会形式)(2007.12)、第39回「多声合唱の魅力」(2008.4)、第40回・東京公演vol.2「イギリスバロック〜ふたつの愛のかたち〜」(2008.11)、第41回パーセル作曲 歌劇「妖精の女王」(演奏会形式)(2009.4)、第42回「メンデルスゾーン家の家庭音楽会」(2009.10)、第44回「声楽アンサンブルの≪メサイア≫」(2010.6)、第45回「西洋音楽の中のジャポニスム〜ヨーロッパを魅了した日本の風雅〜」(2010.11)、第47回「ヴェネツィアの栄光」(2011.11)、第50回「木下牧子の世界」(2012.10)、第51回・東京公演vol.6モンテヴェルディ作曲 歌劇「ポッペアの戴冠」(演奏会形式)(2013.2)、第53回「20世紀イギリスの合唱音楽」(2013.11)、第56回典礼劇「ダニエルの物語」(2014.9)、第59回モンテヴェルディ 歌劇「オルフェオ」(演奏会形式)(2015.9)、第62回「クリスマスの万華鏡」(2016.12)、第66回パーセル作曲 歌劇「ディドとエネアス」(演奏会形式)(2018.3)

○田中信昭氏の経歴等

1956年東京藝術大学を卒業と同時に声楽家有志と東京混声合唱団を創立、常任指揮者に就任。今日まで作曲家と協力して新しい日本の合唱音楽の創造に力を尽くし、東混定期などで460曲に及ぶ現代合唱曲を初演している。1997年、桂冠指揮者の称号を贈られる。2007年〜2013年音楽監督、2007年〜2016年3月理事長。カラヤン指揮ベルリンフィル、サヴァリッシュ指揮フィラデルフィア管、スクロヴァチェフスキ指揮N響など、数多くのオーケストラ公演の合唱指揮をつとめる。オペラの指揮も数多く手がけブリテン教会三部作などのほか、『虎月伝』など多くの日本のオペラの初演を指揮している。1982年イスラエルFESTIVALにて、間宮芳生「昔噺人買太郎兵衛」を指揮。1987年の文化庁派遣東混アメリカ公演ではニューヨークほか七大都市で成功をおさめた。1997年、1998年、1999/2000年、2004年にWORLD YOUTH CHOIR、ASIA YOUTH CHOIRを指揮。世界合唱シンポジウムの1996年SYDNEY、1999年ROTTERDAM、2005年KYOTOにて講演。1986年毎日芸術賞、2006年朝日現代音楽賞受賞。2000年勲四等瑞宝章受章。2010年エクソンモービル音楽賞受賞。2016年文化功労者。

○田中信昭氏のびわ湖ホールでの主な実績等

定期公演:

第29回「珠玉のルネッサンスと21世紀の日本の合唱—未来への道」(2005.11)、第36回「言葉とうた」、第43回・東京公演vol.3「「日本語と音楽」(2010.2)、第48回(2012.1)・東京公演vol.5(2012.2)「民族音楽の様々」、第52回「合唱と室内オペラ—伝統から今日へ」(2013.6)、第58回「合唱の楽しみ」(2015.6)、第61回「“美しく楽しい合唱曲”の午後」・東京公演vol.9「“美しく楽しい合唱曲”の夕」、第64回「すてきな日本の合唱曲選」(2016.9)、ラ・フォル・ジュルネびわ湖、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン:「ヘンデル・メサイアより」(2015.5)