お知らせ・トピックス
2021年6月15日(火)
公演

第51回ENEOS音楽賞 受賞決定について

この度、滋賀県立芸術劇場びわ湖ホールと沼尻竜典の「第51回ENEOS音楽賞」の洋楽部門本賞の受賞が決定いたしましたので、お知らせいたします。公共ホールとしては、びわ湖ホールが初めての受賞になります。
ENEOSホールディングス株式会社 児童文化賞・音楽賞

●受賞理由
1998年に「創造する劇場」との看板を掲げて設立された「びわ湖ホール」は、芸術諸分野でまさに創造的な活動を展開し、都市圏の劇場にも増して傑出した存在感を示し続けてきた。
特に音楽分野では、専属の「びわ湖ホール声楽アンサンブル」の活動や、初代芸術監督・若杉弘のもと、ヴェルディ日本初演作品シリーズで大きな成果を上げ、つづく第2代の沼尻竜典のもとでも、「リング」全曲などのワーグナーや、近現代のオペラ作品の上演で圧倒的な成功を成し遂げ、今や我が国のオペラ制作や上演において欠くべからざる存在となっている。
活動を成功に導いたホールの充実した運営や制作力、ここ10数年、芸術的に牽引した沼尻竜典の秀でた能力を顕彰し、さらなる充実を期待して本賞を贈賞する。

◆びわ湖ホール館長 山中 隆 コメント
このような素晴らしい賞をいただき、ありがとうございます。
びわ湖ホール開館以来、長年の実績や近年の新たな取組を評価いただき、まことに嬉しい限りです。
コロナ禍もあり、オペラ制作の場面など、今までと同じやり方ではなかなか難しいこともありますが、創造する劇場として、多くの方に喜んでいただける様々な事業を今後も展開してまいりたいと思っています。

◆びわ湖ホール芸術監督 沼尻 竜典 コメント
びわ湖ホールは開館以来、現在の日本におけるオペラ上演の理想形を追求し、時には古い因習に抗いながら成果を上げてきました。
全国の「劇場」が力を付ければ付けるほど、日本のオペラ界は良い方向へ変わるでしょう。今回の受賞はそのための心強い応援だと考えています。