びわ湖ホールが2020年度ミュージック・ペンクラブ音楽賞を受賞!
このたび発表された、2020年度「第33回ミュージック・ペンクラブ音楽賞」において、滋賀県立芸術劇場びわ湖ホールがオペラ・オーケストラ部門賞を受賞しました。
同音楽賞の受賞は、第18回2005(平成17)年度の最優秀コンサート・パフォーマンス賞(日本人アーティスト)部門での「びわ湖ホール・プロデュース・オペラ ヴェルディ作曲『スティッフェリオ』日本初演」(2005年10月22日、23日公演)、第19回2006(平成18)年度の最優秀コンサート・パフォーマンス賞(日本人アーティスト)部門での「びわ湖ホール・プロデュースオペラ ヴェルディ作曲『海賊』日本初演」(2006年10月28日、29日公演)に続き3度目となります。
●受賞理由
1998年開場時点の初代芸術監督、若杉弘がドイツの歌劇場での経験を踏まえ、オペラの自主制作と人材育成に明確な理念を導入。現監督の沼尻竜典を最初から補佐に据え、全くぶれない運営で20年あまりの歴史を刻んだ。2017-2020年に1作ずつ制作したワーグナー<ニーベルングの指環>4部作はベテラン、ミヒャエル・ハンぺの演出と沼尻指揮京都市交響楽団、内外一線の歌手の総力で西日本初の通し上演を完結させた。最終年の『神々の黄昏』はコロナ禍に対応、無観客上演の配信を決断したが、驚異的アクセス数を記録。若手ソリストが合唱も担うびわ湖ホール声楽アンサンブルは昨年早世したテノールの二塚直紀をはじめ、名歌手輩出のプラットフォームに発展した。
●ミュージック・ペンクラブ音楽賞
評論家、音楽学者、作曲家、演奏家などで構成される、「ミュージック・ペンクラブ・ジャパン」が毎年発表している音楽賞。少数の選考委員が選ぶ従来型の賞とは異なり、約160名の全会員による自主投票によって選定されます。
→詳しくはこちら