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2021年1月25日(月)
その他

びわ湖ホールが 2020年「関西元気文化圏賞」特別賞を受賞

 関西元気文化圏推進協議会(会長:松本正義・関西観光本部 理事長)は、2020年の「関西元気文化圏賞」受賞者を発表。
 滋賀県立芸術劇場びわ湖ホールが特別賞を受賞、2021年1月25日に大阪市内のホテルで贈賞式が行われました。

◆贈賞理由
「コロナ禍でクラシックのコンサートやオペラ公演が相次いで中止や延期となる中、2020年3月にワーグナーの大作オペラ『神々の黄昏』を無観客で上演し、動画サイトYouTubeで無料生中継(配信)したところ、2日間で約41万人が視聴。コロナ禍での文化イベントのあり方に一石を投じ、多くの人に舞台芸術の素晴らしさ・力を伝え、元気を与えた。」

 受賞に際して、びわ湖ホール館長・山中 隆は「コロナ禍のなか、芸術文化は不要不急のように言われていますが、こういう閉塞感や苛立ちのような感情が沸き起こってしまう今のときこそ、皆の心に必要なものだと思います。勿論、感染防止のため、いろんな制約は出てきますが、その時にできることをタイミングを逃さずにやっていく、どんな時も皆さんに芸術文化の楽しみをお届けし、元気になってもらう。びわ湖ホールは、ずっとそういう思いでやってきました。
 最近はテクノロジーの進展によって、テレビの大画面でオンライン配信を楽しめるようになりました。昨年3月の『神々の黄昏』の配信の折にも、息子さんが高齢のご両親にセッティングをしてあげた、そんな心温まるお便りも、これもネットでいただいております。こうしたテクノロジーも大いに活用して、劇場も進化をしていきたい。コロナ禍、貸館収入が激減し苦しいのですが、皆が苦しいこういう時こそ、笑顔で芸術文化を届け続けることで、受賞に応えてまいりたいと決意を新たにしております」と喜びを話しました。

◆関西元気文化圏賞
 その年に文化を通じて関西から日本を明るく元気にすることに貢献した人物・団体等に対し、感謝と一層の活躍への期待をこめて贈るもので、2003年より毎年贈呈され、今年で18回目。
 詳しくは「関西元気文化圏推進協議会」ホームページをご覧ください。

2020年「関西元気文化圏賞」
【大賞】こども本の森 中之島 と 安藤忠雄(建築家)
【特別賞】滋賀県立芸術劇場 びわ湖ホール
【ニュー・パワー賞】ミルクボーイ(お笑いコンビ)、TEAM INARI、田中希実(陸上選手)、奈良県立ろう学校 演劇部

なお、2016年のニュー・パワー賞をびわ湖ホール四大テノールが受賞しています。詳しくはこちら