アーティスト
北村 朋幹Kitamura Tomoki
愛知県生まれ。浜松国際コンクール第3位、シドニー国際ピアノコンクール第5位ならびに3つの特別賞、リーズ国際ピアノコンクール第5位、ボン・テレコム・ベートーヴェン国際コンクール第2位入賞。第3回東京音楽コンクールにおいて第1位ならびに審査員大賞(全部門共通)受賞以来、独自のプログラミング・センスで展開するソロリサイタルをはじめ、オーケストラとの共演、室内楽、古楽器による演奏活動を日本とヨーロッパ各地で定期的に行っている。録音は、6タイトルのソロアルバムをフォンテックよりリリースし、2021年録音の「ケージプリペアド・ピアノのためのソナタとインターリュード」は令和3年度(第76回)文化庁芸術祭賞 レコード部門 優秀賞を受賞。また2023年録音の「リスト巡礼の年 全3年」ほかの成果が『美的にも知的にも余人を圧倒する音楽家の出現』と評価され、令和6年度(第75回)芸術選奨 音楽部門 文部科学大臣新人賞を受賞。2026年には、武満徹“アステリズム”等を収録した新譜を同レーベルより発売予定。東京藝術大学に入学後、2011年よりベルリン芸術大学ピアノ科で学び最優秀の成績で卒業。またフランクフルト音楽・舞台芸術大学では歴史的奏法の研究に取り組んだ。ベルリン在住。本公演は、第22回佐治敬三賞を受賞した2022年10月「20世紀のピアノ作品(ジョン・ケージと20世紀の邦人ピアノ作品)」、そして2025年2月「20世紀のピアノ作品vol.2~1950年以降のヨーロッパ」に続く、びわ湖ホールでのシリーズ第3回となる。