レオポルド・モーツァルト・コンクールおよびパガニーニ国際ヴァイオリン・コンクール優勝。これまでに、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団をはじめ世界主要オーケストラと共演。アンドリス・ネルソンス、ジョヴァンニ・アントニーニ、フランソワ=グザヴィエ・ロト、ジョン・エリオット・ガーディナー、ダニエル・ハーディング、クラウス・マケラ等の指揮者と共演。室内楽では、アレクサンドル・メルニコフとのデュオをはじめ、ジャン=ギアン・ケラス、クリスティアン・ベザイデンホウト、アントワン・タメスティ、アンネ・カタリーナ・シュライバー等と共演している。あらゆる時代と様式の楽器に精通し、芸術的探究心と豊かな知性を併せ持つ。ファウストは音楽をただそれだけのものとして終わらせることは決してせず、献身的に繊細さと良心をもって作品の本質を昇華させる。通常のコンチェルト・レパートリーに加え、古楽器でのシューベルトの八重奏曲や、ドミニク・ホルヴィッツとのストラヴィンスキー《兵士の物語》、クルターグ《カフカ断章》などを演奏している。現代音楽にも精力的に取り組み、近年はペーテル・エトヴェシュ、ブレット・ディーン、オンドレイ・アダーメク、ルネ・グレロプらの作品を初演している。ハルモニア・ムンディよりリリースした録音はディアパソン・ドール賞やグラモフォン賞など多数受賞。近年は、バロック後期の無伴奏作品を収録した『ソロ』、『ロカテッリ~ヴィルトゥオーソ、詩人』(ジョヴァンニ・アントニーニ指揮イル・ジャルディーノ・アルモニコ)、『ファウスト&ロトのストラヴィンスキー』(フランソワ=グザヴィエ・ロト指揮レ・シエクル)、『シェーンベルク:ヴァイオリン協奏曲、浄夜』(ダニエル・ハーディング指揮スウェーデン放送交響楽団)、『ブリテン:ヴァイオリン協奏曲&室内楽作品集』(ヤクブ・フルシャ指揮バイエルン放送交響楽団)等をリリース。