アーティスト
佐野  成宏
佐野 成宏Sano Shigehiro

(楽器 : テノール Tenor) 東京芸術大学声楽科卒業後、アリゴ・ボイト音楽院(伊)に留学。同年の関西日伊コンコルソ第1位・ミラノ大賞受賞をはじめ、プラシド・ドミンゴ国際声楽コンクール、ルチアーノ・パヴァロッティ国際声楽コンクール等、欧米各国の国際コンクールにて上位入賞を果たす。以後、イタリアを中心にヨーロッパ各地で多くのコンサート、オペラに出演。主なレパートリーは、ヴェルディ『椿姫』(アルフレード)、『リゴレット』(マントヴァ公爵)、『ドンカルロ』(ドンカルロ)、『ナブッコ』(イズマエレ)、『ジョバンナ・ダルコ』(カルロ5世)、プッチーニ『ラ・ボエーム』(ロドルフォ)、『トスカ』(カヴァラドッシ)、ドニゼッティ『ランメルモールのルチア』(エドガルド)、ベッリーニ『カプレーティ家とモンテッキ家』(テバルド)等で、いずれも高い評価を受けている。 2004年、世界初演された三枝成彰作曲『ジュニアバタフライ』(タイトルロール)では、作曲家本人をして「彼なくしてはこの公演の成功は考えられない」と評価、各方面関係者からも絶賛された。本作品は2006年夏、トッレデルラーゴ野外劇場(伊)プッチーニ国際フェスティバルで、プッチーニ以外の作品としては初めて上演された。 2008年1月には新国立劇場オペラ『ラ・ボエーム』のロドルフォ役、5月には小澤征爾指揮、ベルリオーズ『ファウストの劫罰』ファウスト役で出演し、いずれも好評を博している。2009年初夏には佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ『カルメン』(ジャン=ルイ・マルティノーティ演出、兵庫県立芸術文化センター・東京文化会館・愛知県芸術劇場)にドン・ホセ役で出演。第8回グローバル東敦子賞、第24回ジローオペラ新人賞、第9回村松賞、第29回モービル音楽奨励賞受賞。“光り輝く声”をもつテノールとして、国内外から常に注目されるオペラ歌手である。 http://www.shigehirosano.com/virtuoso/