武蔵野音楽大学卒業後、ザルツブルクのモーツァルテウムに留学。同大学オペラ科を首席で修了。84年ウィーン国立歌劇場オペラ研修所に所属、86年同歌劇場にソリストとして本契約。ウィーンはじめ欧州各地の劇場でオペラの他コンサートにも出演。86・89年ウィーン国立歌劇場日本公演、87・88年ザルツブルク音楽祭『モーゼとアロン』、89年『エレクトラ』、92年『影なき女』、89年日本公演ガラコンサート（クラウディオ・アバド指揮）に出演。日本に居を移してからは、2000年二期会『魔笛』パミーナをはじめ、01年『こうもり』ロザリンデ、02、06年『フィガロの結婚』伯爵夫人、『ニュルンベルクのマイスタージンガー』エーファ、03・08年『ばらの騎士』元師夫人、『ナクソス島のアリアドネ』プリマドンナ／アリアドネ、09年『カプリッチョ』伯爵令嬢マドレーヌに主演等、今や主役には不可欠な存在としてその地位を確立。卓抜した音楽性と表現力は、世界的巨匠をはじめ共演者から尊敬の対象とされている。 90年熊本市女性賞を授与される。2000年第2回ホテルオークラ音楽賞受賞。二期会会員。