アーティスト
諏訪内  晶子
諏訪内 晶子Suwanai Akiko

(楽器 : ヴァイオリン violin) 東京生まれ。1990年に最年少でチャイコフスキー国際コンクール優勝。翌年秋からニューヨークへ留学。 小澤征爾、ロリン・マゼール、ズービン・メータ、シャルル・デュトワ、ウォルフガング・サヴァリッシュらの指揮で、ボストン響、ニューヨーク・フィル、フィラデルフィア管、バイエルン州立歌劇場管、パリ管、ベルリン・フィルなど数々のオーケストラと共演。また、ルツェルン、シュレスヴィヒ=ホルシュタイン、マールボロ、ロッケンハウスなど国際的な音楽祭にも数多く出演している。 2007年9月には、ペーター・エトヴェシュ作曲の新作ヴァイオリン協奏曲《セブン》を、ピエール・ブーレーズ指揮ルツェルン・フェスティバル・アカデミー管とルツェルン・フェスティバルで世界初演、2008年9月にはエトヴェシュ指揮NHK響と日本初演し、その後ブダペスト、ベルリン、ロンドンなど世界各地で初演が行われた。 ヨーロッパ、アメリカ、アジアでのリサイタルや演奏活動に加え、近年はフィルハーモニア管、ベルギー国立管、RTVEシンフォニカ(スペイン)、ギュルツェニッヒ管、ルクセンブルク管、セントルイス響、メルボルン響に定期的に出演。 2009年には “上海国際音楽祭・春”のオープニングに、日本人のヴァイオリニストとして初めて招待され、続いて2010年の上海万博にも再び招かれた。 日本では、 2009年にトゥガン・ソヒエフ指揮トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団、 2010年にサカリ・オラモ指揮ロイヤル・ストックホルム・フィル、ユーリ・バシュメット指揮国立ノーヴァヤ・ロシア交響楽団、ヴァレリー・ゲルギエフ指揮ロンドン交響楽団、2011年11月にパリ管弦楽団と共演し、いずれも高い評価を得ている。 レコーディングでは、デッカ・ミュージック・グループとインターナショナル・アーティストとして専属契約を結んでおり、12枚のCDをリリースしている。 桐朋女子高等学校音楽科を経て、桐朋学園大学ソリスト・ディプロマコース修了。文化庁芸術家在外派遣研修生としてジュリアード音楽院本科及びコロンビア大学に学んだ後、同音楽院修士課程修了。国立ベルリン芸術大学でも学んだ。 著書に「ヴァイオリンと翔る」(NHK出版)がある。 2012年には、エリザベート王妃国際コンクールの審査員を務める予定。 使用楽器は、日本音楽財団より貸与された1714年製作のストラディヴァリウス「ドルフィン」。