アーティスト
ザクセン声楽アンサンブル
ザクセン声楽アンサンブル Sachsisches Vocalensemble

ザクセン声楽アンサンブルは、1996年に指揮者マティアス・ユングによってドレスデンで創設され、短期間にドイツ国内はもとより国際的にも高く評価される、傑出した室内合唱団へと成長した。メンバーの大半がドレスデン音楽大学の卒業生やドレスデン聖十字架合唱団のOBで占められている。レパートリーの中心は、ハインリヒ・シュッツからヨハン・セバスティアン・バッハに至る時代の音楽にあるが、ドレスデン宮廷の隠れた作曲家の作品や、ヨハン・アドルフ・ハッセ、ゲオルク・フィリップ・テレマン、アントニオ・ロッティなどの、中部ドイツの音楽環境の中で生まれた作品をも定期的に上演している。また、現代の作曲家による作品の初演も数多く手がけている。2009年5月には、「プラハの春」音楽祭に出演して絶賛された。また同年9月には初来日し、東京、大阪、神戸、大津でコンサートとワークショップを開催。その至純のアカペラで多くの聴衆を魅了した。 また、創設以来、ドイツ各地の公共放送と収録契約を結び、またライプツィヒ・バッハ・フェスティバル、ドレスデン音楽祭、ゲッティンゲン国際ヘンデル・フェスティバル、ラインガウ音楽祭などの著名なフェスティバルに招かれている。国際的には、とくにバッハ作品の解釈によって注目を集めている。バッハのモテット集のCD収録は、2002年、権威あるカンヌ・クラシック音楽賞を受賞した。その他、シュッツ、テレマン、ロッティ、ハッセ、メンデルスゾーン、シューマンなどCDリリースも十数枚を数え、幾多の賞を獲得している。