アーティスト
グルーバー  カロリーネ
グルーバー カロリーネGruber Karoline

オーストリア出身。ウィーン大学において演劇、音楽学、芸術史、哲学を修めた。2003年ハンブルグ州立歌劇場でのモンテヴェルディ作曲『ポッペアの戴冠』の演出で、ヨーロッパで最も権威のあるオペラ情報誌「オーパンヴェルト(Opernwelt)」の選ぶ、“年間最高の演出家/プロダクション”部門にノミネートされた。以後、ハンブルグ州立歌劇場には毎年招聘されている。03年には、エアフルト歌劇場のオープニングとして、P.アーデルホルド作曲『マルティン・ルター』(世界初演)を演出。04年にはラモー作曲『ダルダヌス』を演出し、ボン歌劇場にデビュー。同年、ヴェルディ作曲『ナブッコ』、ヘンデル作曲『ジュリアス・シーザー』を演出。05年ハッセ作曲『クレオフィデ』でザクセン州立歌劇場(通称:ドレスデン国立歌劇場)にデビュー。同年、東京二期会のツェムリンスキー作曲『フィレンツェの悲劇』とプッチーニ作曲『ジャンニ・スキッキ』の演出を手がけた。2005-2006シーズン頭には、プッチーニ作曲『妖精ヴィッリ』(指揮:シモーネ・ヤング)にて、ウィーン国立歌劇場にデビューし、「オーパンヴェルト」誌の“2006年最高の演出家/プロダクション”にノミネートされた。2008年びわ湖ホール『サロメ』を演出。この作品は、翌年ポルトガル国立サン・カルロス劇場でも上演された。05年からはベルリン芸術大学で教鞭をとっている。