びわ湖ホール プロデュースオペラ コルンゴルト 作曲 歌劇『死の都』全3幕(ドイツ語上演・日本語字幕付)

お知らせ・トピックス
- 2025年3月23日(日)メディア掲載~「美術展ナビ」で記事が配信されました
【オペラ公演レポート】びわ湖ホール『死の都』 栗山昌良演出が求めた「リアリズム」を具現化した舞台 森谷真理の圧倒的存在感
https://artexhibition.jp/topics/news/20250320-AEJ2606183/ - 2025年3月22日(土)メディア掲載~読売新聞オンラインで記事が配信されました
びわ湖ホールプロデュースオペラ「死の都」…歌手の凄み、舞台に漂う立体感
https://www.yomiuri.co.jp/culture/music/20250316-OYT8T50003/ - 2025年3月17日(月)メディア掲載~日経電子版で記事が配信されました
- 2025年3月15日(土)メディア掲載~朝日新聞デジタルで公演評が配信されました
(評・音楽)びわ湖ホール、コルンゴルト「死の都」 陰影深きヨーロッパの薫り
https://www.asahi.com/articles/DA3S16169518.html?iref=pc_ss_date_articleこの記事は有料記事です。
- 2025年2月20日(木)メディア掲載~毎日新聞デジタルにて森谷真理さんのインタビューが配信されました
森谷真理 オペラ「死の都」で一人二役 この舞台「私にぴったり、しっくり」
https://mainichi.jp/articles/20250218/dde/012/200/004000cこの記事は有料記事です。
- 2025年2月7日(金)メディア掲載~Webマガジンontomoにて芸術監督阪哲朗のインタビューが配信されました
3月1日・2日びわ湖ホール プロデュースオペラ 見逃せない貴重な上演!
阪 哲朗が紡ぐ、喪失感を浄化するコルンゴルトの歌劇『死の都』の音楽世界
https://ontomo-mag.com/article/interview/biwakohall_dietotestadt-2/ - 2025年1月12日(日)メディア掲載~ぶらあぼONLINE で1月11日に配信されました
復権進む天才作曲家・コルンゴルトのオペラ《死の都》がびわ湖ホールで上演!
https://ebravo.jp/archives/180637 - 2024年8月28日(水)メディア掲載~ぴあ関西版WEB
インタビュー&レポート びわ湖ホールプロデュースオペラ コルンゴルト作曲『死の都』上演
https://kansai.pia.co.jp/interview/classic/2024-08/die-tote-stadt2024.html - 2024年8月28日(水)メディア掲載~YAHOO! JAPANニュース
びわ湖ホールプロデュースオペラ コルンゴルト作曲『死の都』上演
https://news.yahoo.co.jp/articles/3ef0762cfa71a2a3b31f2ef3a828dc41d51b3967 - 2024年7月26日(金)メディア掲載~ぶらあぼONLINE NEWS
びわ湖ホール プロデュースオペラ コルンゴルト《死の都》 制作発表
https://ebravo.jp/archives/170112
作曲家・作品
エーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト Erich Wolfgang Korngold(1897-1957)
オーストリアのウィーンとアメリカのハリウッドを中心に活動したユダヤ系の作曲家。当時のオーストリア=ハンガリー帝国のブリュン(現チェコのブルノ)に生まれる。幼い頃から音楽の才能を発揮し、「神童」「モーツァルトの再来」ともてはやされた。マーラーは9歳のコルンゴルトの才能を絶賛し、そのすすめでツェムリンスキーに師事する。10代後半でオペラ作曲家として認められ、23歳にして『死の都』の大成功によって世界的評価を確立する。1930年代から映画音楽に携わるようになり、1938年にナチスの迫害を逃れてアメリカへ亡命すると、ヨーロッパの音楽界からは次第に忘れられてしまう。映画音楽の作曲ではアカデミー賞を2度受賞。第二次世界大戦後、ヨーロッパ復帰を試みるも、「映画音楽作曲家」というレッテルと、当時としては保守的で「時代遅れの」作風のために思いは遂げられず、失意のままハリウッドで60年の生涯を閉じる。
[主要な歌劇作品]
『ポリクラテスの指輪』『ヴィオランタ』『死の都』『ヘリアーネの奇蹟』『カトリーン』など
死の都 Die tote Stadt
原作者:ジョルジュ・ローデンバック Georges Rodenbach
台 本:パウル・ショット(ユリウス・コルンゴルト、エーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト)
初 演:1920年12月4日 ハンブルク州立歌劇場とケルン歌劇場で同時上演
台本は、ベルギー象徴主義の詩人ジョルジュ・ローデンバックの小説「死都ブリュージュ」(仏語:Bruges-la-Morte)を基に、作曲者と高名な批評家でもあったその父ユリウスがパウル・ショット(Paul Schott)という筆名で執筆した。
初演時、コルンゴルトはすでに新進オペラ作曲家としての名声を固めており、『死の都』の初演権を巡っては、ドイツの劇場の間で熾烈な争いが繰り広げられ、ハンブルクでエゴン・ポラータ指揮による歌劇場公演とケルンでオットー・クレンペラー指揮による歌劇場公演という前代未聞の同時初演となった。
「喪失感(愛するものを喪ったという感覚)の克服」というテーマは、1920年代においては、先の大戦を経験した当時の聴衆に共感をもって迎え入れられ、初演から2年のうちにウィーンで60回以上上演され、ニューヨークのメトロポリタン歌劇場でも上演された。だが、ナチス政権がコルンゴルトの作品の上演を禁止し、第二次世界大戦後も世に埋もれたままとなっていた。1970年代から欧米でコルンゴルト再評価の動きが徐々に高まって、オペラ、コンサート、録音など数多く取り上げられるようになり、現在では20世紀を代表するオペラの一つとなっている。
あらすじ
19世紀末ベルギーの古都ブリュージュ。愛する妻マリーを亡くし、現実を受け入れられないパウルは妻の遺品に囲まれ暮らしている。ある日、パウルは街でマリーに瓜二つの踊り子マリエッタに出会い、家に招待する。マリエッタに魅了されたパウルは、次第に彼女にのめり込み、幻想の世界へと入り込んでいく。マリーへの想いを忘れきれないパウルは、亡き妻の遺髪を首に巻き付け踊り出したマリエッタを絞殺してしまうが、それが夢であったことを悟り、妻の死を受け入れてブリュージュを離れることを決意する。
びわ湖ホールで日本初の舞台上演となった栗山昌良演出の再演


コルンゴルト作曲『死の都』の日本での全曲上演は、1996年の京都市交響楽団第387回定期演奏会、2001年の新日本フィルハーモニー交響楽団トリフォニー・シリーズ第325回定期演奏会(いずれも井上道義指揮による演奏会形式)、初舞台上演となった2014年3月8日・9日の沼尻竜典指揮、栗山昌良演出のびわ湖ホール<沼尻竜典オペラセレクション>、新国立劇場の同年3月12日~24日(5公演)カスパー・ホルテン演出のフィンランド国立歌劇場プロダクション(ヤロスラフ・キズリンク指揮)のみで、それ以後再び全曲上演の機会はありませんでした。
『死の都』は名作として名高いものの、歌手、オーケストラともに演奏難度が大変高いことが大きなハードルとなっています。特に主役パウルとマリエッタは全編にわたって舞台に立って歌い続け、強靱な声と高度な歌唱技術が求められる難役です。
2014年の舞台初演の際に、急遽パウル役で出演した山本康寛は、当時専属声楽アンサンブルに所属しており、この役で高い評価を得ました。阪はびわ湖ホール芸術監督として「世界のスタンダードを見据えた人材育成」として、びわ湖ホール声楽アンサンブルの育成・強化に注力しています。
今回のプロダクションでは、主役パウルはいずれもびわ湖ホール声楽アンサンブル出身である清水徹太郎、山本康寛が務め、日本を代表する歌手とともに、美しくダイナミックな演出で大きな話題となった栗山昌良演出の舞台に挑みます。
出演&スタッフ
- パウル (3/1)清水徹太郎*
- パウル (3/2)山本康寛*
- マリー/マリエッタ (3/1)森谷真理
- マリー/マリエッタ (3/2)木下美穂子
- フランク (3/1)黒田祐貴
- フランク (3/2)池内響
- ブリギッタ (3/1)八木寿子
- ブリギッタ (3/2)山下牧子
- ユリエッテ (3/1)船越亜弥*
- ユリエッテ (3/2)小川栞奈
- ルシエンヌ (3/1)森季子*
- ルシエンヌ (3/2)秋本 悠希
ガストン/
ヴィクトリン (両日)島影聖人*- フリッツ (3/1)晴雅彦
- フリッツ (3/2)迎 肇聡*
アルベルト伯爵
(両日)与儀巧
指揮:阪 哲朗(びわ湖ホール芸術監督)
演出:栗山昌良
再演演出:岩田達宗
装置:松井るみ
照明:沢田祐二
衣裳:緒方規矩子
振付:小井戸秀宅
音響:小野隆浩(びわ湖ホール)
舞台監督:菅原多敢弘
合唱:びわ湖ホール声楽アンサンブル
児童合唱:大津児童合唱団
管弦楽:京都市交響楽団
公演概要
日時
詳細
阪 哲朗プロデュースオペラ第2弾は、コルンゴルト作曲の『死の都』。2014年3月に日本初の舞台上演となった、びわ湖ホールの舞台機構を最大限に活かした栗山昌良演出、待望の再演!美しくダイナミックな舞台と、阪率いる充実のキャストをお見逃しなく!
■オペラ・ワークショップの開催について
3月2日(日)11:00~[大ホール]
本番を控えた会場にて、舞台装置を間近でご覧いただきながら、演出家等がお話しします。
出演:岩田達宗、奥野浩子(演出家) ほか
参加費:1,000円(税込・自由席) ※公演チケット提示の方は無料
チケット情報
料金
発売日
友の会
一般
その他
主催
助成
文化庁文化芸術振興費補助金
劇場・音楽堂等機能強化推進事業(劇場・音楽堂等機能強化総合支援事業)
独立行政法人日本芸術文化振興会
公益財団法人三菱UFJ信託芸術文化財団
後援
大阪・神戸ドイツ連邦共和国総領事館
ゲーテ・インスティトゥート・ヴィラ鴨川
エフエム京都
お問い合わせ
077-523-7136
託児サービス
利用料金:お子様ひとりにつき1,000円
開設時間:開演30分前から公演終了後30分まで
申込方法:2025年2月22日(土)までにびわ湖ホールチケットセンターまでお申し込みください。
バス運行情報
注意事項
- 6歳以上入場可。
- お申し込みいただいたチケットのキャンセル・変更はできません。
- チケットのお申し込み後、ご案内の期限内に所定の手続きをされなかった場合には、チケットの販売・引き渡しをお断りいたします。
- 青少年割引当日券 公演当日SS~E席に残席がある場合に限り、青少年(24歳以下)の方に対し、定価の半額で当日券を販売します。(劇場窓口のみで取り扱い。学生証等年齢の分かるものをご提示ください。)
- やむを得ない事情により出演者等が変更になる場合があります。
- 友の会優先販売期間中の窓口販売はありません。
- SS・D・E席はびわ湖ホールチケットセンター(ネット・電話・窓口)のみの取り扱い。
- 販売初日に限り1回でご予約・ご購入いただける枚数は各日4枚までとさせていただきます。
- U30・U24席についてはびわ湖ホールチケットセンター(電話・窓口)のみの取り扱いです。公演当日、学生証等年齢の分かるものを必ずご提示ください。