おうみ狂言図鑑2020

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滋賀県アートコラボレーション事業 おうみ狂言図鑑2020「鮒ずしの憂うつ」「鬼瓦」「附子」
・おうみ狂言図鑑とは
2011年から茂山千五郎家の協力を得て、滋賀県を題材にした新作狂言を制作し、現在までに9つの作品が生まれています。これらの作品を「おうみ狂言図鑑」としてコレクションし、滋賀県だけではなく全国でも広く上演され、狂言の「笑い」と「近江」の魅力を発信し、みなさんに親しまれていくことを目指します。
新作「鮒ずしの憂うつ」 作:土田英生
このところ”鮒ずし”は毎日憂鬱な日々。近江一の名産品としての自信が揺らぎ始めていたからである。それもこれもニオイのせい。最近では近江牛が名産品として大きな顔をし、可愛がっていたでっち羊羹さえも近江牛の味方に付いてしまった。
そこにはるばるやって来たひきわり納豆とくさやの干物。同じ悩みを持つものとして鮒ずしの相談に乗ってやることに……。
「鬼瓦(おにがわら)」
長期にわたり在京していた遠国の大名が帰ることになったので太郎冠者を連れて日頃信仰する因幡薬師へ御礼とお別れに参詣します。礼拝の後、この薬師を国許へ勧請するためお堂の造りを詳しく見て回ると屋根にある鬼瓦に目が留まります。その鬼瓦を見て国に残してきた妻を思い出すと泣きはじめます。鬼瓦が自分の女房に似ているという発想がいかにも狂言的でほのぼのとしたユーモアを感じるお話です。
「附子(ぶす)」
太郎冠者・次郎冠者に留守番を言いつけた主人。桶の中身は附子という猛毒なので絶対に近づかないように、と言って出かけます。二人がこわごわ桶の中を覗き込むと、中身はおいしそうな砂糖。結局すべて平らげてしまい、言い訳のためにと主人秘蔵の掛け軸や天目茶碗を壊して大声で泣きながら主人を待ちます。帰宅後、激怒する主人に二人は…。
おうみ狂言図鑑は4会場で上演されます。
全4会場のうち2会場以上のご鑑賞で、茂山家オリジナルグッズがもれなく当たります。
詳細は【こちら】
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料金
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お問い合わせ
077-523-7146
注意事項
- 未就学児入場不可